タメゴローです。
みなさんもう焚きましたか?
北の地域の方はすでにガンガン焚いているでしょうし、南の地域の方はこれからかもしれませんね。
何をかって?それはもちろん薪ストーブですよ!
タメゴロー家ではやっと薪ストーブのシーズンインとなりましたので、その煙突掃除と初焚きの様子などを書いてみたいと思います。
こういったことの「他人のやり方」って、あまり目にする機会がないと思われるので、参考になればうれしく思います。
1.ストーブアイテムを出す!
タメゴローの家では、ストーブシーズンが終わるとストーブまわりのアイテムや薪箱などを生活の邪魔にならないように片付けてしまします。
春の室礼(しつらい)とするわけですね。
小物や煙突掃除アイテムなどは小屋裏収納に、薪箱やたきつけなどは薪棚に片付けています。
そこからストーブアイテムを引っ張り出してくることから、タメゴローのストーブシーズンは始まります。
薪ストーブ周りで使うゴトク、火ばさみ、灰スコップ、鉄板から、耐熱手袋、着火用の牛乳パックまで。
大体蓋付きバケツの中に入ってます。
煙突掃除アイテムもこの時だけ出てきますが、掃除が終わればまた小屋裏に収納されてしまう、一番日の目をみることが少ないアイテムかもしれません。大事なのに。笑
それらがストーブまわりにくると「ああ、今年も始まるなぁ」なんて感じてしまいます。
2.煙突掃除!
道具が出そろったら、まずは煙突掃除です。
煙突掃除用のブラシはもちろん、灰を受けるためのごみ袋、手袋、養生テープ、脚立、煙突頂部をゴシゴシするブラシも必要ですね。
それらがそろえばストーブと煙突がつながっている部分(アジャスター煙突)を外して庭に持ってゆきます。
(煙突の下にズロッと見えてる紐状のものは「ガスケット」とよばれる耐火性のすきまふさぎ用のヒモです。サイズをメモしておき、古くなって切れてきたら交換しましょう)
その部分の内部掃除は後でするので、煙突の下端に灰受けのビニール袋を養生テープで取り付けます。
ガムテープや布テープだと煙突の塗装をはがしてしまう恐れがあるので、粘着力の弱い、けど灰の重さには耐えられる養生テープがおススメです。
ここまで準備したら、次にいよいよ脚立をかけて屋根の上に上ります。
タメゴローの家は平屋かつ屋根が緩い勾配のため屋根上に登れますが、2階建てや屋根の勾配が急な場合は安全のため業者さんにお願いするという選択も必要です。
なにより安全が一番大事です。
緩い勾配とはいえ、屋根についたホコリなどで足を滑らせることもありますので、できれば安全帯と呼ばれる落下防止ベルトを着けて、屋根や外壁、屋根越しに地上などのどこかに固定しておきましょう。
いざ煙突にアクセスです。
半年ぶりに再会した煙突トップ君です。
バンドを外して裏返してみると・・・
ん~、なかなかに煤(すす)がたまってましたね~。
昨年は針葉樹多めで焚いたのがやはり影響しているのでしょう。
ちなみに2階建ての場合は屋根ではこのトップを外すだけで終了。
煙突内部の掃除は1階の煙突下部からするのが一般的です。
危ないですからね。
煙突の中をのぞいてみても、やはりまぁまぁ煤がついています。
この煤がたまりすぎると、その煤に火がついて「煙道火災」となり煙突から火を噴きます。
そのまま鎮火すればよいですが、とても高温になり火事につながってしまう恐れが多いので、やはり煙突掃除はとっても大事ですね~。
煤の掃除は専用のブラシでゴシゴシ。
ジョイントがネジ式になっている場合は一方方向に回し続けて、ネジが外れないように気をつけましょう。
地上ではとりつけたビニールに、煙突からはがれた煤がどんどんたまってゆきます。
キレイになるまで続けて、のぞき込んでチェックです。
はい、どう見ても不審者です。笑
赤い服ならサンタクロースだと言い訳できそうですね。
内部の煤がとれたことをチェックして下におります。
屋根上で外したトップをビニール袋に突っ込んで、ブラシでガシガシときれいにしてゆきます。
うん、これぐらいでよいでしょう~。
煙突上部にセットして外部は終了。
内部の外した煙突を掃除して元に戻します。
ねじるタイプのジョイントの場合は、ちゃんとねじってしっかり固定しましょう。
バンドで固定して煙突は完了~。
ビニールに溜まった灰はやはり例年より少し多めでした。
この量ほどあるとやはり一年毎で煙突掃除が必要だと感じます。
焚き方をさらに精進せねば!
3.ストーブ掃除!
煙突の大仕事が終われば、あとはストーブ本体のお掃除です。
灰を掻き出し、ビンテージの場合は火室の底フタを外し、灰のたまりやすい灰受皿の奥も掃除します。
ビニール袋はテープでストーブに貼っておくと灰がこぼれなくて便利です。
もっとばらしてオーバーホールするのは3年に1度ほどにしているので今回はこれだけですね。
(ドブレのビンテージをばらしている記事もありますので、興味のある方は【薪ストーブのメンテナンス【ドブレ ヴィンテージ50】オーバーホールすると、そのストーブに合った使い方ができるようになります】をご参照頂けると幸いです。)
硝子は水をつけたテッシュに灰をつけて磨くときれいになります。
薪ストーブ屋さんは洗剤を使うことをオススメしますが、タメゴローはこれでやってます。
4.薪棚開きと薪準備!
この一年造りためてきた薪棚を開放するときがやってきました。
と、言っても薪棚の崩れ防止の棒を外し、ストーブ周りに持ってゆく薪箱に薪を入れるだけなんですが。笑
昔作った木箱もいい感じに古びてきました。
(木箱を造ったときの記事、【「木箱」に薪が入っている風景は、ストーブまわりのグレードが一段上がりますよ】もよかったらご参照ください。)
薪の詰まった木箱をストーブまわりにセットして、準備完了!
5.ストーブ初焚き!
さてさて、お待ちかねの初焚きです!
しかし!キレイになった煙突やストーブに、いきなりガンガン薪を詰めて焚くのはいけません。
煙突やストーブから煙が漏れ出していないかチェックしながら、ちゃんとドラフト(上昇気流)が煙突へ向かって発生しているか、などをチェックしつつ最初は焚きつけ程度で我慢しましょう。
外の煙突トップもチェックしてよさそうなら薪を追加して、あとは炎と温かさを楽しみます。
6.まとめ
煙突掃除とシーズン初焚き、タメゴローの方法でしたが、参考になりましたでしょうか?
今まで頑張って(楽しんで)作ってきた薪が、これから家族を暖めてくれると思うと、毎年やっても初焚きは感慨深いものです。
今日は勝手に初焚き記念日と決めてしまい、ストーブの炎を見ながら、ゆっくりとうまいボウモア12年を傾ける至福の時間を得られました。(飲み過ぎると奥さんの目がコワいですが。笑)
皆さんも安全に、そして楽しく煙突掃除や初焚きをしていただき、シアワセな薪ストーブ生活を楽しんでいただきたいと思うタメゴローでした~。