タメゴローです!
そのデザインの良さや雰囲気だけでなく、鋳物の特性を生かした「余熱料理」や「時短料理」「無水料理」だけでなく、薪ストーブの中やトップでも料理ができてしまう、そんなとっても万能な【staub(ストウブ)】のお鍋。
タメゴロー家では【ピコココットラウンド】を日々使用し、年中時期を問わず活躍してくれています。
そんな愛鍋のストウブ【ピコココットラウンド18㎝】ですが・・・、やってしまいました・・・。
使い方のミスから底のホーローがはがれてしまったのです・・・。
今回はストウブに限らず【ルクルーゼ】など、鋳物のホーロー加工されたお鍋で、「ホーローがはがれてしまったけど、このまま使っても大丈夫なの?」なお話です。
1.鋳物ホーロー鍋はとっても料理上手にしてくれる魔法のお鍋・・・
【ストウブ】や【ルクルーゼ】に代表される、オシャレな鋳物ホーロー鍋。
タメゴロー家では日本の奥様が一番使うであろう、18~22cmのサイズから、ストーブの中に入るサイズである18㎝の
ストウブ 「 ピコ ココット ラウンド ブラック 18cm 」
を入手し、煮物やスープ、グリル料理はもちろんごはんを炊くことまで毎日のように使っています。
こういったお鍋はオシャレだけど少々コストが高いものが多いですが、それでも人気があるのにはやはり理由があります。
それは「とっても料理をおいしくしてくれる」という、料理にとってはシンプルですが一番大事なことと言えるでしょう。
世界のミシュランシェフさえも、そのおいしい料理を作るために、好んで使用するという状況が事実を物語っています。
さらにおいしくしてくれるだけでなく様々な調理ができる側面があり、その鋳物特有の蓄熱性や、気化した水分を上手に再利用することができる蓋形状などで、火からおろした後でも熱を加えられる「余熱料理」や、余分な水を使わず素材の水分だけで味を凝縮する「無水料理」などは、使ってみて「なるほどこれは確かにちがう」と言えるレベルでおいしさや便利さを実感できるものです。
そんな料理をとってもおいしくしてくれる鋳物ホーロー鍋ですが、共通してひとつの弱点があるのです。
それは
【ホーローのはがれ】
です!
2.ホーローのはがれが起きるのは・・・
ホーローのはがれは、メーカーHPにも掲載されていますが、
- 鍋を落としたりぶつけたりする「衝撃」
- 洗う際ホーローを傷めてしまう「洗い方」
そして
- 急激な温度変化、高温や空焚き
などがあります。
タメゴローの場合だと、火にかけた状態で「空焚き」をしてしまったことにより、鍋底のホーローが一部剥がれてしまうということになってしまいました。
洗い上げてから水分を飛ばすために軽く空焚きをしていた際に、電話に出てしまったのが敗因ですね。
それ以降、空焚き自体するのをやめました。。。
お鍋のくせに高温に弱いんですよね~。
みなさんも、火力は中火以下!急激に温度変化をさせない!に注意してくださいね~。
しかし、このホーローがはがれてしまった状態のお鍋、このまま使ってよいのでしょうか・・・?
3.このまま使って大丈夫なのか・・・?
やってしまったものは仕様がないと頭を切り替え、それよりも「これってこのまま使って大丈夫なの?」を調べることに。
ストウブのメーカーHPで探してみると、ありました!Q&A。
(出典:ストウブ様HP)
なになに、「ホーローは剥げますか?」に対して省略すると「丈夫だけど剥げる時は剥げるから、ぶつけたり急激な温度変化はダメよ」なるほど。
で、そのまま使っていいの?については?・・・うーん、書いてありませんでした・・・。
これまた書いてないものは仕方ないので、ストウブと同じぐらい人気の鋳物ホーロー鍋と言えば、
ルクルーゼ ココット ロンド ホーロー 鍋 IH 対応 20cm
で有名な、【ルクルーゼ】のメーカーのHPをチェックしてみることに。
(出典:ルクルーゼ様HP)
おお、Q&Aには「強い火力や空焚きもダメよ」と概ねストウブと同じ様な内容が記載されています。
さらに「ホーロー部分が剥がれた場合、そのまま使用しても大丈夫ですか?」と、まさにタメゴローがしてほしかった質問が!
回答は
「有害物質の発生はありませんので、引き続きの使用は可能です。・・・」
よかった。。。
とりあえずこれからも使えるようです。
しかし、やはりホーローの剥がれた部分は鋳物(鉄)がむき出しになっているので、サビ対策に水分をふき取ることとオイルを塗ることが推奨されています。
気になる方はオーブンシートを敷くこともやはり推奨されていました。
また、知恵袋的なサイトも参考にしてみると、
- はがれたホーロー自体はガラス質なので、料理に混入しないように剥がれた部分を滑らかにした方が良い
というコメントがいくつか散見されます。中には、
- マイナスドライバーやアイスピックなどで剥がれそうな部分を取ってしまった方が良い
というものも。
たしかにこのまま使って、ホーローと鋳物部分の間にサビなどがたまってもだめでしょうし、料理中に剥がれてしまうのも避けたいところです。
4.ホーローのハガレ対処をすることに・・・
上のようなご意見を知ってしまったら、やはり対処しておきたくなってしまいますね。
ホーローの剥がれそうな部分ははがしてしまい、その後なめらかにしてしまった方が安心できそうです。
タメゴローの鍋もよーく見てみると、剥がれそうな部分が少しありましたので、クラック(ヒビ)部分をキリでつついて取れそうな部分を除去し、その後布やすりでその段差をなめらかにすることにしました。
ちょっとしたふくらんでいる部分をつついてみると、なんと中から水分がでてきました。
やはり水が下にまわりこんでいるようです。
強めにツツいてパリッととってしまいます。
これは1か所だけでしたが、剥がれた部分の縁を指で触って引っ掛かりのあるところ全てチェックし、つついて取れるところは全部撤去。
タメゴローの場合は3~4か所程度でした。
強めにつついて剥がれなくなったら、粗目のやすりでゴシゴシ。
粗目である程度滑らかになったら、中目や細目でゴシゴシしてゆきます。
こすっていると「鉄の匂い」がしてきました。
なめらかになった傷跡・・・。
これならキズの端が欠けて料理に入ることもないでしょう。
ざっと洗ってからキッチンペーパーで水気をふきとり、オリーブオイルを塗ります。
タメゴローは傷跡だけでなく全体にまんべんなくぬりました。
これでキズ対策完了。
実は裏側にも少しハガレがあるのですが、こちらは料理には関係ないため今回は放置することにしました。
もし水がまわってしまうような雰囲気だったら同じように対処しようかと思っています。
5.まとめ
ストウブのホーロー剥がれの対処、いかがだったでしょうか。
もちろん剥がれないように使うことが一番ですが、やはり不測の事態はだれにでもあるものだと思います。
実はホーローは歴史のある仕上げで古くは古代エジプト時代、日本では飛鳥時代から存在しているものだったりします。
昔は今ほど火力調整が繊細にできなかったのでしょうから、100年など持っているお鍋はもしホーロー製品だったとしてもすべて剥がれてしまっているのではないかと感じてしまいます。(タメゴロー家がちゃんと使えなかっただけなんですがね。笑)
対策をした鍋は基本的にはクッキングシートを敷いて使っておりますが、以前と変わらず使えておりまたキズが広がることもありません。
こうやって大事に対処しながら使ってゆくのもまた良いものなのではないか、と感じるタメゴローでした~。
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