23年落ちのキャンピングカーの雨漏り修理~屋根のFRP防水を実際にやってみた①~

タメゴローです!

今回は

23年落ちのキャンピングカーの雨漏り修理~屋根のFRP防水は「ベランダ用」がとってもお得~

の続きで、キャンピングカーの屋根修理のため、実際にFRP防水を施工したゆくところを書いてみたいと思います~。

古いキャンカーの屋根修理を考えている方には、ぜひ参考にしていただきたいと思います。

■FRP防水をする準備・・・

防水の材料や道具がそろって、「いざ防水するぞー!」ってとこまできたら、慌てずに作業の順番をチェックですぞ。

タメゴローはざっくりと、次のような順番で行いました。

  1. 場所の確保と天気予報チェック!
  2. 屋根の掃除!
  3. ルーフファンなどを取り外す!
  4. 防水する場所以外を養生する!
  5. 屋根面の面あらし!
  6. 清掃とアセトンで脱脂!
  7. パテ処理とプライマー塗り!
  8. ガラスマットの仮敷き込み!
  9. エポキシ樹脂塗り①!
  10. ガラスマットの本敷き込み!
  11. エポキシ樹脂塗り②!
  12. エポキシ樹脂重ね塗り③!
  13. 屋根面の再度面あらし!
  14. トップコート塗り①!
  15. トップコート塗り②!
  16. ルーフファンなどを設置する!

この中でも、「掃除」と「ファンの取り外し」「養生」といったことに、思っていた以上に時間がかかってしまいました。。。

作業全体の時間は最低2日、できれば3日は見た方がよいでしょう。

それでは、手順それぞれについて説明がてら体験談をかいてゆきます。

 

1.場所の確保と天気予報チェック!

これは作業とは呼べないかもですが、とっても大事な準備ですね。

作業する場所は屋根を修理することから、できれば屋根の下が望ましいですが、バンコンならまだしも、キャブコン以上のキャンピングカーって2.8mとか3m超えがあたりまえなので、一般的なカーポートには入りませんよね。

そんな都合の良い場所がある方は、ぜひそこでやりましょう。

タメゴローのように、駐車スペースはあるけど、屋根付きの場所が確保できないよっ!て場合は天気予報とにらめっこすることとなります。

それまでは雨漏りで被害が進行しないように、屋根全体をブルーシートで覆ってしまいましょう!

5.4m×3.6あれば、写真のように十分カバーできます。

アイリスオーヤマ ブルーシート #2000 厚手 防水仕様 サビに強い 3.6m×5.4m ハトメ数20

防水のため 「少し厚手」でひもで止められる「ハトメ」がついているものを選びましょう。

そして作業のできる日が天気になれば、いざ作業!

 

2.屋根の掃除!

場所と作業のできる天気にめぐまれたら、お次は屋根の掃除です!

「あら?白と黒のコントラストが前衛的なデザインね・・・」

って、そんなわけなく、黒い部分は元々FRP防水でできており、白い部分はアルミだったり別の樹脂パーツだったりです。

アメリカとかだとキャンピングカーの屋根って一切掃除しないそうですが、この車の前所有者もきっとアメリカンなスピリットをお持ちだったのでしょうね。。。

とにもかくにもまずは掃除!

市販の洗車洗剤とデッキブラシを使って、

うおおおおおーーーー!!!

おらああああああああーーーー!!!

っと、ひたすら掃除してゆきます。

途中からただゴシゴシするだけでなく、円を描くようにゴシると早く汚れが落ちることに気づきました。

おお・・・、実は白かったんだねキミ・・・。泣

あの白黒のコントラストは、決してデザインだったわけでなく、単純に引くぐらい汚かっただけ、というわけですね。。。

「掃除~ルーフベントなどとりはずしまで」を動画でも撮ってみましたのでよければご参考ください。

23年落ちキャンカーの防水修理① 下準備

キレイにしたおかげで現状の屋根の状態がより分かりやすくなりました。

ルーフベントまわりのコーキングの状態や、

こんなとこどうすんのやって直すべ?的な細かな部分まで確認できました。

まぁ、方針は変わらず「全部覆ってやるぜ」(ガンガン行こうぜ!)ですけどね~。

表面の状態も分かりましたが、やはりもう限界を迎えていたことがよくわかりました。

しっかりと水気をふき取り、天日で完全に乾かしましょう!

 

3.ルーフファンなどを取り外す!

休日の限られている社会人たるもの、屋根を乾かしている間も時間を無駄にできませんね!

屋根の上から防水に邪魔となる設備を外してゆきます。

白いのルーフベントカバーのネジを緩めて外します。

それを外すと中から出てくるのは、天井についている換気扇=ルーフベントです。キタネ。

これをドライバーでビスを抜き、コーキングをカッターで切り取ります。

それが終われば社内にまわって、うちがわから外せる室内側のカバーを外し、出てきた配線を元に戻すときのために写真を撮りながらどんどん外してゆきます。

やだ、空がキレイ・・・。

無事ルーフベントが外れ、見事にキレイなお空が見えました。笑

すべてはずし終わったら室内側から「マスカー」「マスキングテープ」を使って室内に汚れや防水材が入らないように「養生」してゆきます。

他にもテレビのアンテナも取り外し・・・、というかタメゴローはキャンプ中にテレビを見ないし、子供たちの移動中用にはAmazonプライムなどでダウンロードした映画をもってゆくので、今回はアンテナごと撤去してしまいました。

バツン!と思い切りよくアンテナ線もカット。

新品で買うと結構お高いんですが、雨漏りしないのが一番!後願の憂いをできるだけ減らすためにも思い切って撤去してゆきます。

アンテナ本体も取り外してみると、コーキングの意味もないほどアンテナ下まで黒ずんでますね。。。

このビスからも水がまわっていたわけですね~。

ギャレー(キッチン)上部のベントも取り外しますが、多分雨漏りがあったのでしょう、ファンの外側からフィルムが被されており使えない状態となっていました。

これも、タメゴローが作業しなければわからなかったヤツですね。

とまあ、設備をあらかた取り外せたら次は「養生」です!

 

4.防水する場所以外を養生する!

汚してはいけない場所だったり、補修する際に保護したい部分を守るために「養生」を行います。

タメゴローの場合、屋根面の1面だけでなく、両サイドの少し壁までたち下がったところまで全部FRP防水で覆ってしまいたいので壁面に「マスカー」を使って養生しました。


出典:AMAZON
キャプテンツール 布ポリマスカー 25m巻 2400mm

キャンカーの背って高いので、幅が自分の車の背に近いものを選びましょう。

テープ部分を貼りつけ、端まで貼り終わったらカッターでカット。

薄いビニール部分をのばしてゆくと壁面全体が保護されます!

新聞紙などで貼っていってもいいですが、時間や貼損じなどを考えると、これは本当に便利!

テープのついていない伸ばした先側をマスキングテープで適当な感覚でとめてビニールが風でふけないようにすれば完了です!

ルーフベントなどは前述のように、室内側から養生しておきましょう。

 

5.屋根面の面あらし!

いよいよ塗装をするために、面をさわってゆく工程です。

あれば電動サンダーの240~400程度でやすってゆき、防水の乗りが良くしてあげましょう。

これは面のデコボコである不陸をきれいにする意味もありますし、防水などの食いつきが全然ちがうので必ずやりましょう。

ここで注意ですが、この作業をする段階から工具以外に使う道具があります。

それは・・・

「防塵マスク」と

「防護メガネ」

これ以後のFRPを扱う工程、特に削ったりする際には必ずつけてもらいたい、身を守る道具です。

FRPって、ひとによっては皮膚がアレルギー反応をおこしてしまい、とってもかゆくなったりする素材なのです。

タメゴローも素手の半袖で作業をしていたらか、赤くはれてきて超絶かゆくなってしまい、夜中にかゆくて悶絶してました。。。

それ以降、暑くても長袖と手袋をガムテで隙間なく塞ぎ、マスクとメガネをセットで装着してます。

またFRPはガラス素材のため、細かい粉塵などになったものを肺に吸い込んだり、目に入って良いわけがありませんね。


シゲマツ(重松製作所) 取替え式防じんマスク DR77R-ME (R1フィルタ1個付き)

タメゴローはこのタイプのほかに3Mの使い捨ても使いましたが、こちらの方が顔にピッタリフィットしてくれて、隙間がまったくなく、しかもフィルター交換式で使いやすかったです。

しかもこの後の工程でも使いまわしがきき、コスパいい。

どれぐらいぴったりかというと、白い丸い部分の中央から空気が入るのですが、そこを軽く手で押さえるだけでまったく息ができない程の密閉性です。

メガネは簡単なものでいいので、隙間なく覆ってくれるものであれば何でもいいかと思いますが、細かい粉塵が舞う中作業することになりますので、必ず身を守るためにつけてほしい道具です。

 

6.清掃とアセトンで脱脂!

面あらしが終わったら、削った粉などをきれいに掃除します。

まずは掃除機などで粉を吸い取り、残りはホウキで取り除きます。

その後絞った雑巾で残った粉をふき取りましょう。

最後に「アセトン」で油分や汚れを取り除く「脱脂」をすることで防水の付着度を高めます。

キレイな雑巾に含ませてゴシゴシふいてゆきましょう。

1Lは多いかな~、なんて思ってましたが、窓のコーキングなどにも使うので、むしろちょうどよいぐらいでしたし、これは本当に便利でした。

7.パテ処理とプライマー塗り!

・・・と、行きたいところですが、長くなってしまったので

23年落ちのキャンピングカーの雨漏り修理~屋根のFRP防水を実際にやってみた②~

に続きます・・

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■以下は今回使った材料です。よかったらご参考にどうぞ。


【FRP防水材料6点 キット/5平米用/補修・改修】軟質/イソ系/耐震 FRP樹脂/硬化剤/ガラスマット/ポリパテ/プライマー/トップコート付 セット
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出典:AMAZON
キャプテンツール 布ポリマスカー 25m巻 2400mm
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シゲマツ(重松製作所) 取替え式防じんマスク DR77R-ME (R1フィルタ1個付き)


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