タメゴローです!
いきなりですが、タメゴローには薪ストーブをやっていて、ずっと、そう、ずーっと、「不満に思っていたこと」があったのです。
薪の調達が大変?
⇒ いやいやそれはある程度慣れでしょう。
薪ストーブのメンテがメンドクサイ?
⇒ オーバーホールも楽しいものですよ!
そんなことよりもっと重要なことです!
それは、薪ストーブのすぐ近くの屋外に置いている
「薪を入れる箱がダサい!(笑)」
ということでした。(すみません、激しくどうでもよいかもですね笑)
しかしこれタメゴローにとっては本当にずーっと気にかかっていたことなのです。
ストーブや焚いている部屋はいい雰囲気でカッコいいのに(思い込み8割なのはわかってます笑)、その窓から見えてしまう場所に置かれている「薪箱がダサい」のは非常に残念なことだったのです。。。
1.便利さだけではさみしいのです
もともと使っていた薪を入れる箱(ここでは「薪箱」とします)はホームセンターでよく売られている
「採集コンテナ」
採集コンテナ(オレンジ)平底6個 約520(横)*約365(縦)*約305(高さ)
(出典:AMAZON)
と呼ばれるもので、本来はその名の通り「野菜の収穫や仕分け」などに使われる農家さん御用達の頼りになるやつです。
ストーブ導入当時はたきつけを入れたり、割る前の薪の選別、形のバラバラな”コロ薪”などを入れておくためにと、とりあえず10個ほどを購入して使っていました。
すると、
- 裏返して即席の作業台に
- 薪割りで出た木っ端の一時置きに
- 思ったより作ってストックした方が良いたきつけの入れ物に
- BBQので大人数になった時の即席テーブルの足に
- ちょっとした薪移動の時に
- 子供の外おもちゃの入れ物に
などなど、なかなかどうしてちょっとしたことでも便利に使えるではないですか。
そうこうつかっている間に倍ほどに増え、生活を裏で支えてくれる「名わき役」になっていたのでした。
すると、その「名わき役君」が生活の中でチラチラと目につくようになってきたではありませんか。
タメゴローはこれでも建築家の端くれとして、「美しい空間」や「豊かな空間」となる風景を創り、住む人やお店に訪れるお客さんに豊になっていただくことを目指し、それを生業としているわけです(ある意味自己満足かもしれませんが笑)。
そんな「豊かな生活」の中で、あの「黄色いヤツ」がのさばり始めたことに気づいていたのですが、忙しさにかまかけて放置していたことに、ついに我慢できなくなってしまったのです。
正直に言って、使われて自然と行き着いたものであるので、とてもアノニマスなものであり形自体は嫌いではないのですが、主に色がだめなのです。
畑の中で茶色や緑色に埋もれてもよく目立つ必要があるので、黄色やオレンジなどのものが好まれてあの色になったということもわかります。
しかし生活の場である家の中にあると、危険を感じるための色で「警戒色・危険色」でもある「黄色」はやはり目にうるさく、落ち着かないものなんだと実感しました。
2.じゃあどんな「箱」だったらいいの?
そんな黄色い採集コンテナから卒業しようと候補として挙がったのが、
①同じ採集コンテナでも色違いならいいかも!?と、
採集コンテナ(黒)メッシュ6個 約520(横)*約365(縦)*約305(高さ)
(出典:AMAZON)
でした。
また採集コンテナか~い!となるかもしれませんが、これはこれで生活の中で邪魔しない程度に落ち着く気もしました。
しかし便利な採集コンテナの欠点でもある、「紫外線劣化」は等しくやってくるのだろうと考え、プラスチック以外のものも探してみることに。。。
次いで白羽の矢が立ったのは
最近キャンプやインテリアで大人気の
②リンゴの木箱
りんご木箱 中古 64×31×31 道具箱、保管箱に・・・2ケースセット
(出典:AMAZON)
です。
写真は3つセットで写ってます。
箱一個あたりは3 Kgです。
その名のとおり、リンゴを出荷するときに使われる木箱です。
これはよいかも?と、試しに2つ買ってみました。
サイズは幅64㎝×奥行31㎝×高さ31㎝で、杉の木でできているのでもちろん雰囲気は大きく改善されました。
実際に使ってみるとそれほど悪くないなぁと。
けどやはりリンゴ用。
薪を入れて使ってみると、いろいろ不満が出てくることとなりました。
具体的には
- 底がふさがっているので水のヌケが悪い
- 薪サイズは大体40センチ程度にしているので、幅64㎝×奥行31㎝×高さ31㎝、このサイズではあまり量が入らないので何回も運ぶ必要がある
- プラスチックの採集コンテナに比べると耐久性はあるが、重い
- 一番つらかったのは、持ち手のかかりが浅く、たくさん薪を入れると指が”プルプル”するほど握力が必要、ってところ笑
などなどやはりリンゴ専用だけあって、薪にはジャストフィットというわけではなかったなぁ、という感想です。
ということで、これはキャンプ用に流用することとなりましたが、こちらの方では大活躍してくれいますので、ある意味よい買い物だったりしました。
そんな「木箱」に味をしめたタメゴローが次に狙ったのは、
③ベジタブルボックス
ベジタブルボックス 高さ200mm NL(ナチュラル)色
(出典:AMAZON)
その名のとおり、採集コンテナの昔版といってもよいでしょう。
- サイズは幅45㎝×奥行30㎝×高さ20㎝で、重さも約2.5kgと少し軽め。
- サイズも45㎝だからちょうど薪も入りますし、きつそうなら短めに薪を切ればいいだけです。
- そこもスノコ形状で雨もたまりません。
- 持ち手も”貫通している形状”で奥まで手が差し込めるので、指先プルプルしませんね。
もうこれでしょう。
”採集コンテナにはじまり、昔の採集コンテナに終わる”
ここまでくる”採集コンテナ道”を極めた感まで感じます。笑
ざっとみたところ、道具としては丁寧につくられているようだし、じゃあこれを買おうかな、と思ったときに、ふと気づきました。
「あれ?これ自分で作れるんじゃない?」
タメゴロー設計できるし?
ということになり、たまたま空いた時間を使って早速図面ひいてみようとなりました。
3.理想の木箱をさっそく作ってみることに
ホームセンターで手に入る安価な材料を調べ、薪の重さやある程度ハードに使っても大丈夫な強度を考え、少ない材料でたくさんつくれることや、固定方法やおさまりなどを考えつつ図面をカキカキしてみました。
字が汚いのはご勘弁を。泣
設計時間1時間でまあいけるだろう、という素案ができたのでとりあえず作ってみることに。
材料を切り出してー、
トンテンカンテン釘売ってー、
最後に力のかかるところだけはビスで固定して完成~。
こんな感じです。
実際に薪をいれてみると、
うん、悪くないのでは?
そうそう、気をつけたところは強度や重さももちろんですが、
「キャリーカートに重ねて積んで乗せられること」
ですね。
材を絞って軽く仕上げたとはいえ、やはりプラスチックの採集コンテナに比べて重量は増えてしまいましたので、カートにのせられることはとても大事でした。
さらに乗せて上に積める、そして落ちてこないように”ずれない”ことは安全の意味でもクリアしたかったことなのです。
このように上下でずれないストッパー兼、足になってます。
早速薪を入れて実際に運んだり、薪ストーブ近くにセットしたりと使ってみて、思っていたものに近いものができたことに満足しタメゴロー作の木箱を感慨深く眺めていると、タメゴロー奥様より、
「それ、いい感じだね!やっぱり木がいいよね~。」
とおほめの言葉をいただくことができ、少ない時間で頑張って作ってよかったなぁ、などと感傷に浸っていると、
「じゃあ、あと6つほど必要だね!がんばって!」
・・・と、とても”ありがたい”激励をもらうこととなりました。。。
作るの結構大変なんだよ・・・?
まぁ、
作りましたけどね!
4.まとめ
タメゴローを長い間苦しめていた(笑)「黄色いアイツ」から、無事世代交代を果たしたタメゴロー作の木箱は、今日もストーブ近くの屋外に鎮座しています。
ちょっと写真がよくないですが、外からはもちろん室内からもとても雰囲気がよくなり、より安らぎを感じるストーブまわりとなりました。
またわき役かもしれませんが、薪棚まわりも木箱はやはり風景になじんでくれるようです。
設計をさせていただいているお客さんも、ストーブを見たり触れたりと訪ねて来ていただくのでこれでさらにストーブの良さが伝わるのではないかと、ちょっと自己満足しているタメゴローでした。
プラスチックの薪箱を使っている方で気になっている方はぜひ「木製化」してみてほしいと思います。
”やすらぎグレード”が一段とあがりますよ~。
*
【採集コンテナ(黒)】 最初ならこれを買っておけば問題ないでしょうね(そのうち欲がわいてきますが笑)
採集コンテナ(黒)メッシュ6個 約520(横)*約365(縦)*約305(高さ)
【リンゴの木箱】 キャンプ用やインテリアに応用できるので実は使えるヤツでした
りんご木箱 中古 64×31×31 道具箱、保管箱に・・・2ケースセット
【ベジタブルボックス】 自分でDIYする時間と環境がなければこれを買うつもりでしたので実はオススメだったりします
ベジタブルボックス 高さ200mm NL(ナチュラル)色