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”はじめての”薪割り斧は”軽くて割れやすい”【ヘルコ スプレッティングマスターDT-6】がオススメです

タメゴローです!

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今回は【”はじめての”薪割り斧】について書いてみたいと思います。

(ちょっと長いかもです。タメゴロー的には薪ストーブ生活にとって、とっても大切なことだと考えますので、よろしければご参考ください。)

 

いきなりですが、【薪ストーブ】 ときたら、【薪割り】でしょう。笑

いまさらですが、薪ストーブ生活の”燃料事情”を支えるのが【薪割り】ですからね。

ストーブのシーズンイン直前の【薪棚の充実具合い】は、そのシーズンの【ストーブ生活の充実具合】にも切実に影響してきます。

十分に薪棚の埋まっていない状態で迎えるストーブシーズンほど、【心もとない】ものはありませんからね・・・。

そんな大切な【薪割り生活】を気持ちのいいものにするためには、薪割りに使う斧である【薪割り斧】が大きな要素となってきます。

なぜなら、”電動”や”エンジン式”などの「薪割り機」を使わない場合、薪作りの95%以上に使われるのがこの【薪割り斧】ですから。

ストーブの先輩方や、薪割りの経験者の方はよくご存知でしょうが、この斧次第で薪割り生活、ひいては”楽しい”はずの薪ストーブ生活が”苦しい”ものとなってしまうことが大いにありえます。

 

しかもその1本目となる

【”はじめての”薪割り斧】

のチョイスは、その後の薪割りライフを大きく左右することとなります。

 

そんな、【はじめての薪割り斧】に求める

タメゴロー的基準ですが、一言で言ってしまえば、

 

【体力的に楽に、楽しく割れる斧】

 

これに尽きます。

 

一言すぎるので(笑)、ちょっと噛み砕いて書いてみます。

 

【楽しく割れる斧】

はじめての薪割り斧として、なにより優先すべきは、まず【割れやすさ】なのです。

あれ?”楽しく割れる”じゃないの?となるかと思いますが、「割れやすさ=楽しく割れる」に直結するのです。

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薪割りを経験したことがある方は分かって頂けると思いますが、薪割りははっきり言って”体力勝負”です。笑

楽しく・気持ちよく薪を「パッカーン」と割りたいのに、ぜんぜん割れないとなると、ストレスとなってしまい楽しくありません。

楽しくないものは「もっとやろう」とか「次もやりたい」という気が起きませんよね?

やらないとストーブが楽しめない、と分かっていても、おっくうになるのと、楽しんでやるのでは、薪割りという行動が自分にとって180度違うものになってしまいますので。

要は薪割りがやりたくなる、楽しめるためには【割れやすい】斧で”精神的に”楽しめる状態にすることです。

 

【体力的に楽に】

その”楽しさ”を感じる要素に必要不可欠なのが、【体力的に楽】ということです。

いくら”割りやすい”といっても、どんな斧でもいい訳ではありません。

「一撃で割れる確率が高い(割れやすい)が、重すぎて30分しか振れない斧」

といった斧も存在します。

しかし、これでは楽しく続けられません。

重い斧というのは、腕だけでなく、身体全体の筋肉を使い、体力も”ゴッソリ”と奪ってゆくものなので、一本目の斧としては避けたいところです

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特に最初のころは「刃物を扱う緊張感」「コツがわからない」ことから、余計に疲れてしまいます。

疲れが早くきてしまう「重い斧」は扱いづらく、楽しさを感じにくくなってしまうばかりか、疲れてきて”握力が怪しい状態”で”斧を振るう”なんて、危険以外なにものでもありませんよね。

逆に「軽い斧」であれば、疲れが軽減でき、制御しやすいため危険も格段に減り、また、精神的にも薪割りが”おっくう”になりません。

 

例えるならば、「体力づくりをしよう!」と思い立って、いきなり30分を「ランニング」すると、キツくて次にするのが”おっくう”になりますよね?

中には続く方もいるかと思いますが、大半の人はつづきにくいと思います。

ですが、負担の軽い「ウォーキング」で30分あれば、負担も少なく続けられるというわけですね。

 

完全に同じではありませんが、”体力的に楽に”割れることの大事さは分かっていただけたと思います。

 

 

上の二つのことから、

【体力的に楽に、楽しく割れる斧】

= 【割れやすい斧】 + 【軽く扱いやすい斧】

という、こととなるのが分かってもらえたと思います。

 

しかし、ちょっと考えると分かることですが、この【割れやすい】 と 【軽い】 というのは”力学的には相反するもの”ですね。笑

力学的な前提条件としては、

  • 重い=慣性エネルギー:大
  • 軽い=慣性エネルギー:小

となります。

 

これを斧の場合で言い換えますと、

  • 軽いと扱いやすいが割れない
  • 重いと割れるが早く疲れ、危険

この”ちょうどいい”バランスを持った、

【軽くて割れやすい斧】

という、贅沢な条件が、【初めての薪割り斧】探しとなるわけです。笑

 

さらに、「実用品」という側面がありますので、その他の満たしたい条件としては

  • 入手が簡単なもの
  • 高価すぎないもの
  • メンテナンスパーツが流通しているもの
  • シンプルな構造でこわれにくいもの
  • 2本目以降の斧を買っても、メインで使い続けられるもの

といったところでしょうか。

 

さらに、もうひとつぜいたくを言えば

  • 持っていて、使っていて愛着がわきやすいもの

であってほしいですね。笑

 

そんな”ぜいたく三昧”な条件の斧なんてあるの?

といったところですが・・・、もちろんあります!

 

 

タメゴローが【”はじめての”薪割り斧】としてオススメできる斧、

それがこれ!

ヘルコ スプリッティングマスター DT-6です。

 

以下は、メーカーの説明文丸写しですが、「ヘルコってどんなメーカーなの?」方に。

”ドイツのルール地方にあるヴァッタール市という職人の街にヘルコ社はあります。

斧を製造して160年以上の歴史を誇り、年間の生産本数が100万本以上という世界有数の斧製造メーカーであるヘルコ社は、斧という道具の細部を十分に探究し、最も適した原材料を最新の加工技術で製品化しています。

世界で最も厳しいと言われるDIN(ドイツ工業規格)や、VPA・GS規格(レムシャイト試験研究所安全証明ラベル)をクリアしています。

ヘルコ社の斧はドイツ国内をはじめ、多くの国に輸出されていて、斧づくりに対する信頼度の高さが評価されています。”

という説明で分かるように、”工業大国”ドイツの、160年の歴史ある斧製造メーカーで、古いだけでなく、研究し最新の加工技術を持ち、世界でもっとも厳しい工業規格もクリアしてしまう、信頼ある企業です。

まさに「斧マイスター」と言うにふさわしい斧製造メーカーですね。笑

 

重さについて

【楽】をするために大事な【重さ】です。笑

ヘルコ スプリッティングマスター DT-6

  • 斧頭の重さ:2.0キロ(頭の鉄の部分だけの重さです)
  • 斧全体の重さ:2.7キロ(柄、クサビで700グラムとなります)
  • 長さ:80センチ(和斧より10センチほど短いです)
  • 柄:丈夫でしなやかなヒッコリーウッドを、手になじむ曲線仕上げ

ホームセンターなどで売っている一般的な「和斧」と比べると、わずかに重め(100~200グラム程度)ですが、和斧に比べると全体の長さも10センチほど短く、取り回しがとんでも楽です。

タメゴローは個人的にですが、この斧頭「2.0キロ」は、日本人の成人男性がもっともしっくりくる重さだと感じます。

同じヘルコにも、 ↑ 斧頭が2.5キロのスカンジナビアンスプリッティングアックス DT-1  というものがあり、タメゴローも実際に薪割りをさせてもらいましが、たった0.5キロの違いが、

「こんなにも重く感じるのか!」

と、疲労度合いの違いを身体で感じ、2.0キロの”軽さ”を大きく再認識してしまいました。

この2.5キロのスカンジナビアンスプリッティングアックス DT-1は「重さで割る」ジャンルのものなので、大物の時などに”ちょっと使う”分にはパワーもあってよいのですが、メインで使い続けるにはちょっと重い。。。(タメゴローの体力不足は否定できませんが。笑)

やはり柄などの”中間部”でなく、”端部”である斧頭の重量は斧を振る動作に顕著に影響するのですね。

また柄がストレートタイプでカーブが無いからか、長時間握るにはタメゴローには握り心地が”しっくり”とこなかったのもあるかもしれません。

しかしハンマーがついていたりと使い勝手はよいので、1本目の斧でなく、2、3本目の斧としては秀逸です。

 

【割れ】やすさについて

あたりまえですが、薪割り斧は、ナイフや刀のように”切る”ものでも、伐採するために”切り倒す”ものでもありません。

【木を、割る】

このことに特化していなければなりません。

 

薪割りをはじめると分かってもらえるのですが「割る」ことを、「切る」ことと混同してしまっている方が多いです。

  • いくら切れる”刀”のような斧で薪に打ち込んでも、割れません。
  • 刃物的には”なまくら”といってもよい”クサビ”を打ち込むと割れます。

美しい波紋の浮かぶ薄い刃の名匠の作った業物の斧・・・・

そういった”切れ味重視”の斧は使わずに飾っておきましょう。笑

【切る】と【割る】は、まったくの別物だと考えましょう。

 

【木を割る】ための”合理的な”斧

最大の悩みである、【軽いのに割れる】 といった部分は、工業大国であるドイツの技術と、知識、そして経験が解決してくれました。

それは、この斧の最大の特徴ともいえる、

 

振ったエネルギーを、【割ることに変換】してくれる斧頭の形状

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です。

この独特な”エラのはった形状”により、刃が刺さった瞬間から、エラによって薪を押し広げはじめ、割ることに力を”変換”してくれます。

和斧などの刃の薄いものだと”刺さるだけ”ですが、このエラばった形状が【割る】に特化しているため、「軽いのに割れる」という”マジック”を成り立たせてくれます。

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( ↑ こんな”クセモノ”も目を読めば割れてしまいます)

 

斧を”振った”エネルギーを、”割る”エネルギーに変換する。

それも斧頭の形状だけで。

・・・本当に合理的です。

 

その”エネルギーの変換”はそれはもう劇的で、同程度の重さである和斧と比べると、目からウロコの割れやすさです。

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( ↑ 30~40cm級なんてパカパカと、気持ちよく割れてくれます。)

別の記事で書いた:太い木を割るには、楽な方法があります

で”大物”を割るのに使っている斧も、もちろんこのDT-6なのでよかったら、参考に読んでみてください。

 

余談ですが、ドイツの斧はこんなにも合理的なのに、日本の斧はなぜ割れないの?

と思う人もいるかと思いますが、これは日本の技術がどうのというより、それぞれの生活様式と歴史が関係しています。簡単に言ってしまうと、

  • 日本の薪割り斧は、”使いやすい”針葉樹(杉・ヒノキ等)用に発達
  • ドイツの薪割り斧は、”火持ちのよい”広葉樹(タモ、ナラ等)用に発達

してきた、という斧の進化の方向性の違いだと言えます。

ですから、杉やヒノキなどの筋のよい木は和斧で十分割れます。

しかし、広葉樹にはやはりそれ用に進化したものが合理的ですので。

 

また、歴史的には、実は戦前の日本でも薪ストーブを使っていたのですが、世界大戦で敗戦してからは消費国家となり、電気やガソリンなどにエネルギーを変えていく政策になってしまったため、薪ストーブの利用や発展について”歴史的な空白”ができてしまった状態になっていると感じます。

そこをドイツをはじめヨーロッパでは、薪ストーブについて”空白なく”進化しつづけていることもあり、こういった「合理的な斧」などが今存在しているのだと思います。

そのため、現在クリーンバーンや高効率性能を持つ薪ストーブは、すべて海外製品な現状なのですね。

 

・・・少し話しがそれましたので、戻しますね。笑

 

このエラの張った形状により、割れやすい以外にも、もうひとつ”大きな利点”があります。

この斧を振るうと、

  1. 振り切ることができれば、割れる
  2. 割れない時は、深く刺さらずに止まる

といった結果となります。

「1.はいいけど、2.の深く刺さらずにとまっちゃだめじゃないの?」

と思うかもしれませんが、実はこれが”大きな利点”なのです。

 

和斧など、刃の薄い斧で薪割りをしてみると、斧が薪に気持ちよく

”深く、刺さります”

あたりまえですが、薪割りを続けるためには、斧を薪から抜く必要がありますよね?

この”深く刺さった斧”を、薪から抜く、はずす、といったことにかかる”労力”がすさまじいのです。

和斧や刃の薄い斧は、なまじ鋭い上に、食い込みやすい形状なので、”深く”刺さってしまうのです。

和斧を使ったとしたら、斧を振っている時間が30分だとすれば、倍の時間、60分は刺さった斧を抜くために使っているぐらいです。

ですので、2.の結果である【深く刺さらずに止まる】は、割れない際に深く刺さらないため、抜く作業が非常に楽なのです。

 

その他の”ゼイタクな条件”にあったものも満足されています。

・入手が簡単なもの
⇒ amazonやおいているところは、ホームセンターですら販売しているので、入手が簡単です。
(時間の無かったタメゴローは、amazonの最安ショップで買いました。笑)

・高価すぎないもの
⇒ 宣伝費のかかっている”某”フォッシュ様のように高価ではありません。笑
大体1万円程度で買えちゃいます。
和斧よりは高めですが、柄の耐久性から割れやすさまで、十分に費用対効果が得られます。

・メンテナンスパーツが流通しているもの
⇒ amasonなどネットでも”丸型クサビ付き”で柄が販売されています。
また、”ベストセラー製品”なので、まずなくなりません。

・シンプルな構造でこわれにくいもの
⇒ ヒッコリーウッドの柄は和斧の1.5倍ぐらいの体積があり、安心感のある丈夫さです。
また、丸型クサビが日本の斧とは決定的に違い、簡単にゆるみません。

・2本目以降の斧を買っても、メインで使い続けられるもの
⇒ タメゴローはいろんな斧を持っていますが、結局この斧に戻ってきます。笑
重い斧を使ったり、薄い斧を使ったりもしますが、全体の90%はこの斧1本で割っています。
自信をもって”メイン薪割り斧”と言い切れます。

・持っていて、使っていて愛着がわきやすいもの
⇒ 最初は”色”がついているので、いい感じに古くならないのではないか、と思ったりしてましたが、実際に使い続けていると、柄の赤色がかすれ、鉄部の風合いも味のある風貌になってきました。
建物でいうなれば、ドイツのはずなのに、ハワイアンな雰囲気でかっこよくなっていっています。笑

また、使うほどによくできていると思え、ドイツの職人魂を感じられる持っていて、うれしくなる斧です。

 

デメリット

”いいこと”ばかり書いてるようになってしまったので、デメリットも挙げますね。

使っていて2つ感じました。

1.割れると薪が遠くにふっ飛んでいってしまう。

これは割るに特化した故でしょうが、斧を振り下ろしたエネルギーが割る力に変換されるため、割れた場合に薪がふっ飛んでいくことがよくあります。

感覚的にはパッカーンと気持ちいいのですが、拾うのがめんどくさいのと、拾っている時間がもったいないので、タメゴローは

別記事:薪割りの助手をつくろう!割った薪が”ぶっ飛んでいかない”バンドのつくり方

で書いたように、チェーンでつくるバンドを使うことで効率化を図って対策をしています。

 

2.刃のカバーがチャチすぎる。

これは残念ながら非常にちゃっちいです。笑

オマケと考えましょう。

ちなみにタメゴローは気に入らなかったので自作しました。

そのときの様子は別記事:薪割り斧のカバーを自作してみた

で書いてますので、気になる方はご参考までに。

 

と、デメリットを書いてみましたが、正直斧の性能に関するものではないので、あまり気にならない程度だと思います。

 

まとめてみると・・・

タメゴローが【”はじめての”薪割り斧】としてオススメする

【体力的に楽に、楽しく割れる斧】

= 【軽くて割れやすい斧】

である、 ヘルコ スプリッティングマスター DT-6は、

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  • 成人男性なら軽く感じられる重量とバランス
  • 扱いやすい柄の長さ
  • 振った力を【割る力】に変換して割れやすい
  • 刺さっても【深くささりにくい】ので抜きやすい

という”薪割り斧の基本性能”を備え、

入手が簡単なもの

  • 高価すぎないもの
  • メンテナンスパーツが流通しているもの
  • シンプルな構造でこわれにくいもの
  • 2本目以降の斧を買っても、メインで使い続けられるもの

 

という、現実的な要望と

  • 持っていて、使っていて愛着がわきやすいもの

という、趣向性までも兼ね備えた薪割り斧だとわかってもらえたと思います。

 

タメゴローは今まで、いろんな斧を振るって薪割りをしてきました。

グレンスフォシュブルークス 大型薪割り 442

ミューラー ビーバー ダイナマックス

フィスカース ガーデンアックスプロ X25

その他・・・
その中には、もっと”破壊力のあるもの”もあれば、”切れるように割る斧”、”てこの応用で特殊な割り方をする斧”など、いろいろな斧があります。

「高価で所有欲をくすぐる斧」や、「ハンマーにも使える斧」などもありますが、そういった斧は2本目以降に求めましょう。

あなたの薪割り生活を左右する、一本目である【”はじめての”薪割り斧】には、特殊なものでなく、割れやすく軽いという”基本性能”がしっかりしており、メンテナンスがしっかりできるシンプルなものを選ぶべきだと考えます。

そして、薪割りが楽しくなり、ひいては薪ストーブ生活全体が充実して楽しんでもらえたらいいなぁ、と思うタメゴローでした~。

ヘルコ スプリッティングマスター DT-6
(不動の人気、気持ちよく割れる薪割り斧)


Helko Heritage スプリッティング アックスHR-1

(所有する幸せも満たしてくれる、スプリッティングマスターの”ヘリテイジ”モデル)

フィスカース ガーデンアックスプロ X25
(グラスファイバー柄で軽く、よく割れ女性にも人気)

関連記事:薪割りの助手をつくろう!割った薪が”ぶっ飛んでいかない”バンドのつくり方

関連記事:薪割り斧のカバーを自作してみた


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