タメゴローです。
今回は、一級建築士タメゴローの本業である、【建築設計】にちなんだ話、それも家のメンテナンス、リフォームなどを、かなりお得にする
【地元・新築してもらった工事店の顔もつぶさず】
【最安値で外壁や屋根を改修することができる】
という
【ちょっとした、だけど、”とっておきの”裏技】
を書いてみたいと思います。
ちょっと長いですが、100万円単位(!)でお得になることなので、ぜひがんばって読んでほしいところです。
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設計の仕事を通して感じる【リノベーション】【リフォーム】意識の高まり・・・
住宅や店舗の【設計】というと、ちょっと前までは【新築設計】が圧倒的に多いものでした。
しかし最近は【リノベーション】という言葉が流行しているのもあり、もともと建っている住宅や店舗を改修して使用する、いわゆる【改修設計】の比率が増えてきました。
特に若い世代の方は中古で住宅付の土地を購入し、それを自分の好みに【カスタマイズ】するという人が多くなったと感じます。
ちなみに最近話題の【リノベーション】と【リフォーム】の違いは、
【リフォーム】は新築時を0ならば、痛んで-1となった家を元に修理して+1することで0に戻すという改修。
【リノベーション】は新築時を0ならば、痛んで-1となった家に、新しい価値+2をつける改修をすることで+1にする改修工事)
簡単に言えば【元の家より価値を高める改修】と言えます。
建築設計を生業としているタメゴロー的には、無から有を生み出す新築の機会が減ったことにはさみしさを感じたりもしますが、基本的にリフォーム・リノベーションは大賛成です!
「住み継ぐ家」と「スクラップアンドビルド」・・・
なぜかというと、タメゴローは町屋・農家などの歴史的住宅をはじめ、長い年月を経た家や建物が大好きなので、長く住み継がれることを善しと考えています。
学生の頃などは、ヒマがあれば近県の集落や街道を見てまわっていましたし、いろいろな民家の実測調査に参加しました。
そのたびに、今ほどエアコンや水道などの設備もなく便利でない生活を、ちょっとでも快適にしようとした工夫や、日々の生活の中にプライドが感じられて感動したのを今でも思い出します。
また、ここ最近の20~30代の若い世代の人を中心におきている【リノベーション】のブームで変わってきたと感じます。
ぜひブームで終わらず に、価値を増大させ、積極的に住み継ぐ、既存建物を利用するといった方向に進んでほしいです。
・・・少し脱線してしまったので、話をもどしますね。笑
リノベーション・リフォームの実情・・・
新築でなく、リノベーション(リフォーム)を選ぶ理由の多くは
【住宅にかける費用を抑えたい】
というものがウェイトとして大きいところだと思います。
また実際に仕事の上でそうお聞きすることが多いです。
しかし、金額だけでなく、【年数を経たからこその表情】だったり、【風合い】だったりという、【新築にはない要素】を求めてリノベを選ぶ人も増えてきました。
そんな動機を聞いてしまうと、タメゴローも「新築では得られない歴史や、ここにしか無い空間をより生かした設計をせねば!」と、うれしくなってしまい、設計にも力が入ってしまう訳ですね。笑
さて、そんな改修・リノベーションの中で、
必ず工事して、費用も小さくない工事項目
があります。
それは、
【屋根】 と 【外壁】
です。
これは建っていた年数分の風雨と太陽の紫外線をうけ、中に住む人を守り続けている部分だからこそしようがないことです。
内部の改修はしなくとも、まず改修が必要となる部分です。
ちなみに、「フラット35」などの住宅に関する融資を行っている、日本政府100%出資の機関である
【住宅金融支援機構(旧:住宅金融公庫)】(以後:住金)
では、家の維持・メンテナンスについての目安となる
【マイホーム維持管理ガイドライン】
(↑画像クリックで拡大できます)
というものをホームページに掲載しています。
(下の文字は住金のHPにリンクしてますので、詳細はそちらに任せますが、マンションなどのメンテについても載っているのでご参考にどうぞ。)
参考サイト:
住宅金融支援機構 住まいの保守管理
この「ガイドライン」によると、
- 板金(金属)屋根は3~5年で塗り替え、10~15年で全面葺き替え
- スレート(コロニアルなど)は15~30年で全面葺き替え
- サイディング外壁は15~20年で全面補修
と、【外壁】に比べて【屋根】については、ずいぶんと短期間のメンテナンスを推奨していますが、これはちょっと実情からすると短かいと感じます。
なぜなら、住金は「フラット35」など35年長期間の住宅ローンを主に扱っているため、ローンが終わるまでは家が健全でいてもらわないと担保としての価値が減ってしまい困るので、こういった短めのメンテナンスサイクルを推奨しているわけですね。
板金(金属)屋根だと、実際は8年~15年で塗り替え、20~30年で再塗り替え、場合によって葺き替えかな、といった具合です。
(海の近くや、雪の多い地域だと早まりますが)
まぁ、とはいっても、短いサイクルでメンテナンスをするに越したことは無いのは事実です。
いくら内部に凝っていても、住宅の基本性能である「風雨から人の生命と財産を守る」ができていなくては、家として本末転倒でからね。笑
そんな大事な【屋根と外壁】ですが、家のメンテナンスに頻度(建築業界では10~15年ごとメンテが推奨されている)があるにも関わらず、面積が結構あるため、費用的な負担が小さくないのがネックです。
これは、大掛かりな改修でなく、必要に迫られて”部分的な”「家のメンテナンス」をしたい!って方にも同じことがいえます。
ためしに「近所の工務店」などに見積りをもらってみると・・・
30坪ほどの戸建て住宅で、
「概算で屋根で200万、外壁で180万、あわせて380万ぐらいですかね~。実際にやってみるともう少し増えるかもしれませんね~。」
などと、担当者さんは”簡単に”言ってきます。怒
これは、新築でない【改修】で、内装などで天井裏や壁の中など、目視できない部分があり「蓋を開けてみないとわからない」ことから言ってきがちですが、屋根と外壁は目視できるので、そんなに大きく金額の読み違いが無いものなのです。
ただ、ちゃんと調査しておらず、高い目に言っておいて、安く済めば後で”ちょっとだけ”値引きしておけばいいや、といったところが多いです。
(誠実にお仕事している工務店さんにはすみません)
コンクリート住宅の場合は仕上げ材料が吹き付けなどで、下地のクラッく(ひび割れ)などを発見しにくいことがありますが、一般的な木造や鉄骨造であれば、ちゃんと現場を見ればズレが大きくない程度には分かります。
こういった、”適当”な見積りにも関わらず、「じゃあそれで」と、工事をお願いしている人が多くいのが実情です。
ましてや”建ててもらった工務店”や”ハウスメーカー”に見積もりを頼むと、「その後のメンテナンスのこともあるし、断るに断れない」といった心情があったりしますよね。
それでも安くメンテナンスしたい!・・・
そう、”ちょっとでも安く家をメンテナンスしていきたい”と思うのが心情ですよね?
さらに、できれば「建ててもらった施工会社」にも「不義理」をしたくない。
そんな人のために、このブログではなんの”しがらみ”もないタメゴローが、
外壁や屋根はもちろん、家を改修する場合に使える、
見積りをもらう場合の【ちょっとした裏技】
をお教えしたいと思います。
▼▼▼ただし!▼▼▼
これは業者さんに”やっている”と知られると、嫌がられることになりますし、十分な効果を発揮しないので、十分注意して使ってくださいね。笑
それではその”方法”を、
A.【外壁改修】のみの場合
B.【屋根改修】のみの場合
C.【外壁改修】と【屋根改修】の場合
D.【住宅全般改修】の場合
というように、”よく改修される内容ごと”に分けて説明してみます。
A.【外壁改修】のみの場合
外壁”だけ”塗りなおしたい、外壁”だけ”やりかえをしたい、といった場合に有効な方法です。
ステップ①:
インターネットで 屋根塗装・改修 の【見積り比較サイト】で無料見積りを依頼します。
その見積りで一番安いものを残しておきましょう。
ステップ②:
もう一度同じ条件で、①とは別のインターネットの外壁塗装・改修 の【見積り比較サイト】で無料見積りを依頼します。
その見積りでも一番安いものを残しておきましょう。
ステップ③:
地元の外壁屋さん(1社)に①②でもらった見積書を持って行き、「あなたのところにお願いしたいが、この金額以下でできませんか?」と言いましょう。
ステップ④:
さあ、出揃った見積もりの中から最安値を選んで工事してもらいましょう!
以上です。笑
言ってしまえばこれだけのことなのですが、とはいえ、ちょっと簡単に書きすぎた感があるので、
続いては、それをもうちょっと詳しく説明してみますね。
A.【外壁改修】のみの場合 を詳しく。
ステップ①:
インターネットで 外壁塗装・改修 の見積り【比較サイト】(3社以上のところ)で無料見積りを依頼します。
この【比較サイト】というものは、複数の施工会社に同時に同じ工事内容で見積りを依頼し、出てきた見積もり金額の比較ができるという、消費者にとっては、非常にありがたいインターネットサービスです。
(しかも、無料!)
参考の見積比較サイト:
外壁塗装なら外壁塗装無料相談.com 一括見積り比較
注意点としては、ネットのやりとりだけでできるところもありますが、ちゃんと電話応対してくれて、現地に調査に来てくれるところにしましょう。
やり方も簡単で、インターネットで見積もり依頼をして、必要事項の記入だけで、あとはあちらからメールなり、電話なり連絡をしてきてくれます。
サイトによっては、1分ぐらいの手間で概算見積もりが手に入ったりしちゃいます。
詳しいやりとりをして、現地確認の後3~5日ほどで、数社の見積りが出てきます。
この見積りは最低額と最高額の差額はざらに100万円ぐらいあったりします。笑
その中で「一番安い見積もりだけ」残しておきます。
(なぜまず最初に地元や新築してくれたところで見積もりをとらないかというのは、ステップ③で説明します。)
ステップ②:(裏技その1です。ここまででも大丈夫です。)
もう一度同じ条件で、①とは別のインターネットの外壁塗装・改修 の見積り【比較サイト】(3社以上のところ)で無料見積りを依頼します。
え?また同じようにとるの?と思うでしょうが、これがすごく大事です。
大体の人は①しかとらないのに安心してしまうのです!
比較サイトは比較サイトの経費が乗りますし、最初からデキレースで○○会社にとらせよう!とか任意で操作している場合があったりします。
(タメゴローが参考として紹介しているサイトは、業者さんの選考基準も高く、そんなことはありません。)
比較サイトのはずなのに、比較になっていない!ってことがありえますからね。
参考の見積比較サイト:
外壁塗装のかけこみ寺 一括見積りで比較!
そんなわけで、改めて数社の見積りが出てきた中で、またも一番安い見積もりを残しておきます。
ステップ③:(裏技その2です。)
地元の外壁屋さん(1社)に①②でもらった見積書を持って行き、こう言ってください。
「地元だし、当初に立ててもらったので、できればあなたのところにしてもらいたいと思っているのだが、これより安くできないか?」
ここで、
「①②以上の金額はムリだ。」
と言われれば、中間マージン無しでも安いということが確認できたことになります。(適正価格が分かったということでもあります)
さらに、これで、「あなたのところにも声がけしましたよ!」という義理も果たしていることになります。
個人的には、+5万円までの差額であれば、地元業者さん優先でもいいと思います。
しかし大抵の場合は、
「そう言ってくれるならば、ウチでなんとかしよう!」
と言って、あなたの望む【一番安い見積り】を出してくれます。
なぜなら、②でも触れたように、①②の最安値見積りには「比較サイトの経費」が乗っているので、その分は値引きできてしまうのですね。
(この”地元の外壁屋さん”に心当たりがない、どうやって探したらいいか分からないという人は、家を建ててもらった工務店やメーカーに電話して、紹介してもらいましょう。
工務店が、「私のところで・・・」と言ってきても、「見積りだけなので・・・」などとお茶を濁して、「今回は、紹介だけでいいです~」と断りましょう。)
ちなみにここまでの手順はすべて、ネットでのメール応対や電話をするだけで、調査にもむこうから来てもらえるので、基本的に【あなたは家で待っているだけ】です。笑
ステップ④:
出揃った①②③の見積りの中から最安値のもので契約しましょう。
注意としては、結果として採用しなかった業者さんには、「金額が合わなかったので、今回はすみません。見積りありがとうございました。」と、お断りの連絡だけはしておいてください。
人として誠意だけは忘れたらいけませんし、その後の”無駄な”営業も受けなくていいので、お互いにいいことだと思います。
とまあ簡単ですが、この方法なら、
もし、地元の新築してくれた会社さんに決まらなかったとしても、
「金額が合わない」
という”鉄壁の理由”によって、
【地元・新築してもらった工事店の顔もつぶさず】
【最安値で外壁を改修することができる】
という
【ちょっとした、だけど、”とっておきの”裏技】
だと分かってもらえたと思います
しかもここまでのことは、
【すべて無料】
でできるので、はっきり言って、
【やらないと損すぎ】
ます。
いかにこの【ひと手間】をかけるかで、数十万、大きい場合は【百万円以上の金額差】が得られるかが変わるわけなのです。
かかる時間なんて全部合わせても数時間程度のものなので、時給換算してしまうと、差額100万円とかの場合、時給30万円とかで働いているのと同じことになりますね。笑
B.【屋根改修】のみの場合
基本的にはAの屋根版です。
簡略化して書きます。
板金(金属、コロニアルなど)屋根などで屋根”だけ”塗りなおしたい、瓦屋根など、屋根”だけ”葺き替えをしたい、といった場合に有効な方法です。
A.外壁の見積りをとるサイトを屋根専門の参考の見積比較サイト:
屋根塗装を無料で一括見積もりするならこちら
にするだけです。
見積りの比較サイトに心当たりがなければ、「総合リフォーム」の見積り比較サイトでもOKです!
C.【外壁改修】と【屋根改修】の場合
これはA.B.そしてD.のあわせ技ですね。
単純に上のA.B.を別々に見積もりをもらってください。(これを分離発注と言います)
さらに下のD.の方法で見積りをもらってください。
場合によってはA.B.の別々にもらった金額よりも、まとめてもらったD.の方が安い場合があります。
これは現場経費が別々にかからないため起こる現象です。
ただし、大きな会社だと経費が高いので、多くの場合はA.B.をそれぞれ見積もりしたほうが安くなります。
D.【住宅全般改修】の場合
これも基本的な手順はA.B.と同じです。
ただ、外壁と屋根に限らず、「水周りも…」、とか、「アルミサッシも…」、といった場合はこちらでまとめて見積り比較をした方がよいですね。
ステップ①:
ネットで、リフォームの【見積り比較サイト】で無料見積りを依頼します。
その見積りで一番安いものを残しておきましょう
参考のリフォーム見積比較サイト:
価格.com リフォーム 無料一括見積もり
ステップ②:
もう一度同じ条件で、①とは別のインターネットのリフォームの【見積り比較サイト】で無料見積りを依頼します。
参考のリフォーム見積比較サイト:
【タウンライフリフォーム】 ”無料で”アイデア提案・アドバイス・比較見積りをつくります
ステップ③:
地元の屋根屋さん(1社)に①②でもらった見積書を持って行き、「あなたのところにお願いしたいが、この金額以下でできませんか?」と言いましょう。
ステップ④:
さあ、出揃った見積もりの中から最安値を選んで工事してもらいましょう!
以上です。笑
いかがでしたか?
外壁や屋根は”安くないメンテナンス費用”なのに、何気無く見積りを済ましてしまうと、ずいぶんと損だと思いませんか?
上のAからDの方法をとるだけで、100万円単位で見積り金額が変わる可能性があるのに、やってみない手はないですよね。
また、一度は先送りになりましたが、消費税が10%に上がると言われている関係で、「増税前にお得に工事したい!」という方が多くなり、リフォーム業界はにぎやかになっていると、仕事を通じて強く感じます。
増税前の”直前かけこみ”だと工事数が多くなり、”おなかいっぱい”な業者さんからの見積り自体も”高め”に出がちなので、そろそろメンテナンスを・・・、と気になっている方は、無料なので早めに”見積もりだけ”でもとっておくと、後手にまわらず済みます。
見積りをとったからといって、必ず工事をしなくてもいいわけですし、時期を見極めるための”有力な判断材料”になりますからね。
ぜひ【安く】【不義理にならない】この”裏技”で家や建物のメンテナンスを【賢く】してもらい、家を長く住み継いでもらいたいな~と思う、タメゴローでした〜。
参考比較サイト一覧 (全て見積り無料)
【外壁】改修の一括見積り比較サイト
外壁塗装なら外壁塗装無料相談.com 一括見積り比較
【屋根】改修の一括見積り比較サイト
屋根塗装を無料で一括見積もりするならこちら
【住宅全般】改修の一括見積り比較サイト
価格.com リフォーム 無料一括見積もり
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