タメゴローです!
今日は薪あつめや薪つくりを「劇的に楽にする」アイテムを紹介してみたいと思います。
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薪ストーブのための「薪あつめ」や「薪づくり」はけっこう体力が必要です。
特に
・山から木を切り出す作業
・切った大木を運ぶ作業
・薪割りできる状態にするための玉切り作業
など。文明の利器が発達してもこれは劇的に進化していないように感じます。
もちろん、昔は斧やのこぎりだけで木を倒して、刻んでいたことを考えると、チェーンソーはすごく機械の恩恵をうけていると思いますし、運搬のためにもトラックなどの車は無くてはならないものです。
しかし、その”間”といいますか、機械に頼ることの難しい”中間作業”である、
・切った木を少し移動させる
・玉(輪切りされた木)を目の前まで運ぶ
・積まれた木を切りやすいように回転させる
などといった、”ちょっと作業”はやはり人力のままなのです。
そしてこれがなかなかの”重労働”で”危険”な作業なわけです。
じゃあ、本職の林業家の方々はどうしているか?
答えは
⇒できるだけ「機械」を使います。
じゃあ本職でも機械の使えない作業は?
⇒「トビ口(とびぐち)」を使います。
ん?
「トビ口」ってなに?
となりますよね。笑
鳶口 タタキ付 鳶 寸0 内径30mm×全長約160mm 樫柄1350mm付 とび口 トビ口
以下、ウィキペディアより抜粋。
鳶口(とびぐち)はトビの嘴(くちばし)のような形状の鉄製の穂先を長い柄の先に取り付けた道具。
丸太や原木など木材の移動・運搬・積み上げや、木造の建築物の解体や移動(曳き家)に仕様される。
古くはとび職を中心に組織された町火消しの消防作業に使われた。
このためとび職という名がかんされたともいわれる。
とのことです。
時代劇でめ組的な人や、現代の消防団の人が祭りなどで演舞する「はしごのり」の際に持っている「アレ」なのです。
昔は火事が起こると水で消せるのはごく少ない範囲だけでした。そのため、延焼(燃え広がり)を防ぐために隣接の家などを破壊して町を守ったとのことです。
その際に使用されていた、火消し人の標準装備が「トビ口」なので、そのなごりが現代の消防団にうかがえたりします。
昔は運搬重機などがなかったので、大活躍だったそうですが、最近は使う割合が減ってきているそうです。
けれども重機などの無い、一般的な薪ストーブ人にとっては、あるとないのでは大違いなアイテムです。
使い方にもよりますが、短いタイプも愛好者が多いですね。
タメゴローもトビ口を探したのですが、ちょうどよい長さが無かったので、「くじらかぎ」という類似のものにしました。
鯨カギ 90cm BKZ02090
写真のものは45センチぐらいの画像ですが、タメゴローは90センチを推します!
本当はトビ口が欲しかったのですが、他の薪ストーブ人もこれを同時に2本つかって作業しているとの情報をネットで見つけ、こちらにしました。
写真のものは45cm薪を作るとき用の目印に半分(45cm)を赤く塗って、山の中でも見失わないようにしています。
これでもって、どのような作業ができるかというと、
・丸太をひっかけてころがす(ひっくりかえす)
・積まれた丸太をずらす
・丸太をひきずって移動させる(短いものなど)
・深く突き刺して玉を持ち上げる(トラックに積んだり)
・玉をころがす
・山を歩くときに杖として使える(笑)
など、この一本で思っている以上の働きをしてくれます。
さらに、これを使った作業は身体に対して大きな恩恵があります。
それは、
1. 作業の安全性が大幅に上がった
直接木に触れなくなったため、木と地面や木と木の間に手をはさんだり、木を足に落としたりというリスクが激減しました。
ちょっとのことですが、身体から離れた位置で作業が行えるので安全性が大幅に上がったと感じます。
2. 身体が圧倒的に楽!(特に腰!)
これは本当に目からウロコ、産業革命レベルで、こんな棒一本でここまでかわるのか、と感激した効果です。
タメゴローは腰痛持ちなので、長時間の作業がつらかったのですが、このくじらかぎを使い始めたところ、腰をかがめる作業が減り、長時間の作業も苦にならなくなりました。
タメゴローのモットーである、「薪づくりは効率的に、楽して、楽しく」を実現するために、今ではなくてはならない必須アイテムです。
ケガが心配な方や、腰に不安のある人はぜひ使ってみてほしいアイテムです。
・くじらかぎ と とびぐち の違い
ここまでこの2種を同列で書いてきましたが、やはり少し違いがあります。
タメゴローはくじらかぎを使っていますが、やはりトビ口に比べると少し金物部分が弱い気がします。
3年弱使っていて折れたりはしていませんが、先端の形状から、もし柄が折れてしまったら自分では交換できずに買い替えになるだろうな~、と思います。
しかし持ち手を握ったフィーリングがとてもよく、重い木をひきずってもすっぽぬけることはありませんでした。(この曲線が手にすいつきます)
また軽いということも楽して作業をする上では大事だとかんがえています。
特長をまとめてみますと、
「トビ口」は
鳶口 タタキ付 鳶 寸0 内径30mm×全長約160mm 樫柄1350mm付 とび口 トビ口
・先端部も柄も重めだが頑丈
・先端部に重さがあるので木に深くささりやすい
・自分で柄の交換も可能
・手側の端部がすこしひっかりにくい(個人的に)
・価格は少し高め(8000円~)
「くじらかぎ」は
鯨カギ 90cm BKZ02090
・先端部も柄も軽いが強度が少し心配
・先端部が軽いので木に深くささりにくい
・自分で柄の交換は難しそう
・価格は少し安め(4000円~)
というのが個人的に感じた要素です。
タメゴローとしては薪ストーブのための薪あつめなどには、「くじらかぎ」が軽くても十分に機能を満たしていると思いますが、ハードに使って長く愛用したいなら「トビ口」がいいのではと思います。
タメゴローはもし今の「くじらかぎ」が折れたら、次はちょっと重いと思いますが「トビ口」を手に入れて長く使っていきたいな~、と思っています。
以上、薪あつめで体力的に苦労をしていて、楽をしたい人の参考になればうれしいです。笑
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くじらかぎ懐かしいです、中学生の頃実家でやってるワカメの養殖を手伝いに行ってた時にカゴを引っ張るのに使ってました。
>キムさん
くじらかぎは、やはり海で使われるのが本来の姿なんですね~。
山で使っても便利なくじらかぎはすばらしい道具だと思います!