タメゴローです!
キャンプでの拠点となる【テントとタープ】
どんなキャンプをするにしても必要となってくるアイテムでありスペースですね。
家で表すなら、テントは【寝室】、タープは【リビング】とよく例えられています。
このことが示すように、日中や就寝するまでのキャンプサイトでの活動の大半を過ごすこととなるのはやはり【タープ】となり、このタープのチョイスによってサイトの快適性は大きく変わってきてしまうものです。
今回はそんなキャンプサイトのリビング(LDK)たる【タープ】の注意すべき点と、オシャレかつコスパのよいものについてです。
(※今回はキャンプのメインシーズンである【夏】を想定してのおはなしとなります。
冬場や寒い時期にはクローズドタイプのタープもとても重宝しますので、オープンタープだけがよい、というものではないとご理解いただけると幸いです。)
■キャンプではテントよりもタープの方が快適性を左右する・・・!
先にも触れましたが、タープ一体型のテントでない限り、キャンプでのテントやタープにはそれぞれ求められている機能が違います。
テントは「寝る」ことや「就寝前の一時を過ごす」ということを受け持つものなので、家に例えると「寝室」にあたります。
タープはテントで受け持つこと以外の日中の活動すべて受け入れることから、「テントサイトでの団らん」や「屋外活動の休息」、「調理」から「食事」などまで。
家で言うならば、調理や食事からソファに寝転がり本やスマホを見たりするようなくつろぎの場でもあるのですね。
そんなタープはよく「リビング」とたとえられますが、それだけでなく「ダイニング」であり「キッチン」でもあると言えるでしょう。
実際キャンプに行っても、アクティビティを楽しんでいる時以外に休んだり話したりしている大半は【タープの下】で過ごしているのではないでしょうか。
テントももちろん大事ですが、寝てから起きるまでと「起きて記憶している時間」の比率は言うまでもなくタープが多くなりますね。
そのため、そのLDKたるタープは快適性を少し上げるだけで、「キャンプの大半を快適に過ごすことができるようになる」アイテムでありスペースと言えるわけです。
もちろん雨の日などは、言うまでもなく大きくその効果を実感するものでしょう。
そんなタープにこだわることこそ、キャンプでの快適性を上げるうえで一番大事なことだとタメゴローは考えています。
■よくあるワンタッチタープがキャンプに向いていない7つの理由・・・
「タープ」と聞くとすぐに頭に浮かぶのが、四本足の伸縮骨組みがついた簡易な「ワンタッチタープ」と呼ばれるタイプかもしれません。
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上のものはアマゾンで売れ筋№1のものですが、タメゴローもやはり1本持っており、場所の限られた運動会やフリーマーケットでは大活躍しています。
しかしそんなワンタッチタープ、タメゴローはキャンプには持っていきません。
なぜかというと、
- 設置もワンタッチといいながら一人ではそれなりに時間がかかる
- 収納状態でも大きくかさばり重い
- 四隅の足が2.5m程度間隔で出てきてしまって邪魔
- レイアウトの自由度が少ない
- LDKとしての機能を満たすには面積が小さい
- 4本の脚とその形状から領域がハッキリしてしまい、せっかくの屋外なのに空間の広がりを感じにくい
- 一番の欠点は「日陰が小さい」こと
というように、ワンタッチタープはキャンプでは非常に使いにくい上に、5などのようにキャンプの良さを殺してしまうことすらあるからです。
じゃあどんなタープがいいの?ってなりますが、これはもうシンプルにポールを複数本使用して建てるキャンプでは一般的なタイプのタープです。
■シンプルなタープが一番融通がきき、キャンプの良さも味わえる・・・!
タメゴローは本業で建築設計をさせて頂いていますが、建築の考えの中に「領域感」というものがあります。
これは簡単に言ってしまえば、その空間をつくる壁や天井、床などの要素によってどれだけ「囲われた感」を出したり、出さなかったりするかといったものなんですが、ワンタッチタープだとわずかながらの壁があることと、柱4本が組み合わさりカチっと領域を造ってしまうのですが、シンプルなタイプのタープはこの領域感がとても「あいまい」にできます。
ポール(柱)はありますが、その天井たる布地のタープは横方向にのびやかに広がり続けていますし、柱自体もその途中にあるだけで明確な領域を造らないものとなっています。
とまあ、ちょっとそれっぽいことを書きましたが、とにかくシンプルなタープは【内と外がとてもあいまい】なんですね。
あいまいなので、どこまでが内でどこからが外なのかわからない、そんなルーズな感じがどこまでも外を感じさせるので、とてもキャンプに合っているタープだと考えます。
すせっかくのキャンプ、とても広い外なのに、感覚的にせせこましくなってしまうのはもったいないですし、どこまでもタープの下が広がっている感覚は、とても気持ちよいものですよね。
(多くの方のキャンプメインシーズンである夏を想定して書いておりますが、冬にはクローズドタイプのありがたみがあたたかさとして身に染みるので、オープンタープだけがよいという意味ではありません。ご理解いただけると幸いです。。。)
そんなシンプルなタープは、テントサイトの作り方もとても融通が利きます。
よく聞く「小川張り」などもそのひとつで、テント本体と足の位置に自由度の高いタープの組み合わせによって、大体どんなサイトでも作れてしまいます。
大げさに言ってしまえば、暑い日であればテントの外側のフライシートをつけずに、タープの下にテントを設置することでとても風通しのいいテント環境をつくれますし、逆にタープとテントを距離をとって設置することで、夜までワイワイする喧騒から離れてぐっすり眠ることもできます。
上の例は大きさの決まっているオートサイトなどでは難しいことですが、オートサイトならそれはそれで王道的に張ることも強みです。
ポールの本数やタープ本体のサイズで組み合わせ方や張り方などもレパートリーがかわりますので、ぜひいろんな張り方を試してもらいたいところです。
■オシャレなタープは・・・
タメゴローも長いことキャンプをやっていますが、テントやタープで時代の変化といいますか、そういったものを感じるところがあります。
それは【色】と【素材】です。
昔はコールマングリーンやスノーピークのエンジ色などにあこがれて、他のメーカーもこぞって”色つき”のものばかり出していましたし、キャンプ場でも「サイトを見渡せばグリーンとランタンマークまみれ」などはある種のステイタスだった気がします。
しかしここ最近で、大きくその色に変化がありました。
一言で言えば1~2世代若返ったことにより【オシャレキャンパー】が増えたことです。
そのきっかけとなったのは、若いオシャレキャンパーの多くが「白やベージュの生地」を使ったテントやタープを使用し、ナチュラルな風合いの木製チェアやテーブルとマッチングさせた、とてもオシャレな写真やスタイルのあるセッティングなどを、インスタなどのSNSにアップされるようになり、「こんなキャンプをしてみたい!」というあこがれとなったからだと感じます。
(ちなみにタメゴローもインスタやってますよ~。本当にぼちぼちとですが笑)
実際に、白やベージュのテントやタープはとても気持ちよく、テントですがリゾートホテルなどにありそうな雰囲気を造りだすことができるため、ちょっと豪華なキャンプである「グランピング」には欠かせない要素になっていますね。
究極は砂漠でのオアシス的な白い布地を使って自分で形づくるテントやタープだと言う人もいます。
そんな白などナチュラルなコーデをされたサイトは、室内の美しいコーデと似ていて、確かにキャンプの満足度をワンランク以上上げてくれるものだと感じますので納得です。
■影の色が濃いタープがおすすめですよ・・・
「影が濃い」ってどういう意味?
と・・・まだまだあるのですが、長くなってしまったので、次回につづきます。。。
タメゴローはこれにしました!テンマクデザインのレクタタープ!
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もはや定番、テンマクのムササビウイング
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