【焚きつけづくり】は”鉈”でなく、”薪割り斧”の方が楽に効率よくできちゃいますよ

タメゴローです!

冬の冷たい風の中、薪ストーブであたたかな家の中は本当にシアワセを感じますね~。

そんな冬場の毎日のストーブ生活のはじまりは、あたりまえかもしれませんが薪ストーブの「火おこし」からはじまります。

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その際に使うのが、マッチやライターなどから始まる”小さい火”を大きくしてゆくための【焚きつけ】なのですが、この焚きつけは結構作るのに手間がかかったりするものですね。(前日の薪炭があればライターなどの着火はいりませんが、焚きつけは必要です)

乾燥した建築廃材などをもらっても、そのままの太さや大きさではなかなか小さな火は育ってくれませんので、原木派でも建築廃材派でも同様の「炊きつけをつくる手間」はかかってくると思います。

今回は薪ストーブ初心者の方が悩みやすい、そんな炊きつけの作り方で、効率よくできないかと悩んだタメゴローが、いろいろ考えた末実際にやっている方法を紹介したいと思います。

 

■炊きつけは・・・

デジタル大辞泉さんより引用させていただくと、

たき‐つけ【×焚き付け】

「まきなどの主となる燃料に火をつけるために用いる、燃えやすい物。」

 

ということで、広義では紙などにつけた小さくすぐに消えてしまう種火的なものを指す言葉となります。

しかし薪ストーブでは、ライターから紙などにつけた”小さな火”だけで太い薪には火が移るわけがないため、長時間燃え続けてくれる太い薪へと火を移してゆくために使う、「火を育てる中間の材料」を指すものだととらえ考えるものとします。

タメゴローは作ってしまうのですが、薪を購入している人は、こういった

たきぎの多ッキー 焚き付け用 10kg入などを薪と併せて購入しているかと思います。

この焚き付け、「建築廃材を使う派」と、原木から切り出した薪に使う材料をさらに小割りして使う「原木派」、さらにはバーベキューなどで使う着火剤を購入して使用する「着火剤派」があるかと思います。

タメゴローは「原木派」なのですが、ナラやクヌギなどの【広葉樹】は焚きつけに使うのはもったいないのと、火つきの悪さから使用していません。

かわりに杉やヒノキ、松などの「火持ちがわるいけど着火性の優れた」【針葉樹】を1センチ程度に細く割って焚きつけとしています。

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こういった場合に、薪ストーブは燃料こそ「適材適所」だと強く感じますね。

 

■鉈で割るのって、実は【危険】で【大変】・・・

そんな原木から切り出した玉はそのままでは焚きつけの細さまで割れません。

そのため、ふつうの薪割を行い、まずは薪として使える太さまで割ります。

その大きさのままで薪として使うこともしますし、タメゴローは焚きつけからストーブの温度が上がるまでの「初期の薪」として使用しています。

焚きつけとして利用するには、この「薪」状態のものをもっと小割することとなります。

よく、薪割の風景で思い描くのが、薪状態の太さの木を鉈で割っているものだと思います。

タメゴローもそうでしたし、実際にそうやって両刃の鉈焚きつけを作っていました。

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(左手が割る用の両刃、右手が切る用の片刃の鉈です)

しかし、この【鉈を使った焚きつけつくり】、思ったよりも重労働だったのです。

座りながらできるので体力的なつらさはあまりないのですが、よっこいしょっと薪を拾って、鉈で割ると割れた焚きつけが”飛んで”いきます。

それを拾ってまた小割にすると”また”飛んでいく。

地面に落ちた最終形まで割れた焚きつけは放っておいて、どんどん小割にしてゆき、最終的に全部を一気に拾い集めてカゴに入れる。

なんとも【拾う】作業の多いことか。

当たり前ですが、いちいち拾う分時間もかかってしまいます。

また、鉈は片手で振るうため両手に比べて力が入りにくく、鉈のスイングスピードを上げるために手首のスナップをつけて振り下ろします。

中には割れずに”刺さる”だけで、何度か振るわないと割れてくれないものも多くあります。(刺さった鉈を抜くのも力がいります)

これでも何度かすれば割れるのですが、はっきり言って右手首と右腕に【集中して疲れ】がきますし、同時に鉈や手斧は失敗すれば薪を持つ手の指ぐらい簡単に切断されてしまう鋭さを持っているので、少なくない【危険性】を感じます。

(実際にタメゴローは左手の親指の爪付近を”やって”しまった経験があり、その血をみた奥さんがちょっとパニックになったのはよい思い出・・・。笑えない・・・)

そんなことで鉈での薪割は、思っていたよりも身体に部分的な負担が集中する、危険な作業だったのです。

これは”鉈”を”手斧”に変えてみても、大きく改善されませんでした・・・。

 

■じゃあ薪割斧を使ってみよう・・・

そこでタメゴローは、焚き付けつくりは鉈や手斧で・・・、という【既成概念】を捨ててみることにしました。

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ものはためし、パカパカと楽に薪割ができる愛用の薪割斧ヘルコ スプリッティングマスター DT-6を使って、薪割り同様簡単に割れないかを試してみました。

ヘルコ スプリッティングマスター DT-6を使った薪割について興味のある方は、過去記事:”はじめての”薪割り斧は”軽くて割れやすい”【ヘルコ スプレッティングマスターDT-6】がオススメですをご参照ください)

左手に薪、右手に薪割り斧を持って、トン!、とやってみると簡単に割れます。

しかし、さすがに両手で使う斧なのでその重量に右手が悲鳴を上げますし、割れて飛んでいくのは鉈と同じです。

しかし、一発で割れる確率は非常に高いので、

  • 右手の負担を減らす
  • 割れた焚きつけを拾う手間をなくす

ということがなんとかできれば、薪割り斧で割る方が作業は楽になるはずだと考え、試行錯誤しました。

■タメゴローの合理的(と思っている)焚きつけづくり・・・

そうやって、タメゴローが考え、改良を重ねた結果!(大げさですね。笑)

過去の記事:薪割りの助手をつくろう!割った薪が”ぶっ飛んでいかない”バンドのつくり方

で使っている「チェーンバンド」を使い、両手で斧を扱う形をとることで次のような作業となりました。

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1.チェーンバンドに薪を並べてまとめる

地面にチェーンバンドを広げ、その上に焚きつけにする薪状態の木を並べ、ある程度積んだらバンドでまとめていきます。

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このときバンドの長さキツキツまで置くとバンドがしめにくくなるのと、まとめて立てたときにどうせ隙間ができるので、”ちょっとゆるめ”になるようにまとめましょう。

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立てたあとに隙間に薪を差し込んでゆき、バンドがずり下がらない程度にします。

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またこのバンドでまとめるときには、中央部になる薪を長いものにしておくことに注意しましょう。

理由は、もし中央の薪が短いものだと斧の刃が届く前に柄が外側の薪にあたってしまい、柄を痛めてしまうからです。

 

2.端から順番に割っていく

バンドでまとめて立てたら、外側から順に割っていきます。

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斧は振りかぶる必要はありませんので、右手を斧の頭付近の柄を持ち左手はいつもの通りグリップ部分を持ちましょう。

胸~頭程度の高さまで斧頭をあげたら、あとは落とすだけ。

これを繰り返してどんどん細割にしてゆきましょう。

パンパンとリズミカルにできると気持ちよいですし、反動を利用できるので楽で早いです。

「重い斧で細割にするほど狙ったところにあたるの?」

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と思うかもしれませんが、上記の持ち方なら狙いがつけやすく、思った以上に狙って割れますので、斧の扱い上手くなったように錯覚できます。笑

細割が増えるごとに、木と木の間に空間が生まれるので、バンドはどんどんきつくなってゆき、ずり下がることはなくなってゆきます。

最初にキツキツにしてしまうと、バンドの締め付けで割れるのを邪魔することにもなりますので、ぜひ”絶妙なユルユル具合”を探してください。

真ん中部分を割るときは柄を周りの薪にぶつけないように注意しましょう。

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(基本的にはこうならないように)

端から割ることで、もし柄が当たってしまっても細割の間に入り、柄のダメージが少なく済むというわけです。

 

3.割れたらカゴにチェーンバンドのついたまま入れる

今までは鉈や手斧をふるうたびに”飛んでいっていた”細割が、まとまった状態のままで最後まで割れ続けてくれました。

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これだけでも割るたびに拾っていた時間と手間がゼロですね~。

おっと!まだバンドははずしてはいけませんよ!

思ったように細割ができましたら、”バンドのついた状態のまま”焚きつけを入れるカゴに「ドサッ!」といれちゃいましょう。

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カゴを薪割台の真横においておき、移動も力がいらないようにしましょう。

そして・・・

 

4.チェーンバンドだけはずす

おまちかねの、バンド外しタイムです。笑

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すると「バサッ!」とカゴの中に完成した細割の焚きつけ材が広がります。

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ズルズルとチェーンバンドだけ引き抜くことでカゴの中にはそのまま使える状態の焚きつけが出来上がります。

こうやって「バンドをはずさずカゴに直接運ぶ」ことで、今までいちいち拾ってカゴに入れていた手間が一気になくなり、腰をずいぶんと楽にしてくれ、時間も短縮できるわけです。

 

5.完了~!

あとは水分が抜けるまで保管しておきましょう。

細割なのであっというまに乾燥してくれ、使う1週間前程度に割っても十分に役立ってくれます。

天気の良い日であれば一日天日にさらしておけば翌日にはつかえますし、タメゴローは使ってます。笑

 

■結果・・・

いかがでしたでしょうか。

タメゴローは鉈や手斧から、この割り方に変えたことで

  • 両手(身体全体)で斧を扱う ⇒ 右手の負担集中がなくなる
  • 大体一発で割れる⇒抜く作業削減と割れる確率アップ
  • 左手で薪を持たない ⇒ 左手の怪我の危険性が大幅に下がる
  • 割れた焚きつけが飛んで行かない ⇒ 拾う作業(時間)なし!

となり、結果として

  • 【危険性の大幅減少】
  • 【局部疲労をなくす】
  • 【時間の短縮】
  • 【腰の負担軽減】

と、いう効果が得られ

焚きつけづくり作業の【大幅な合理化】が叶いました。

 

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焚きつけつくりが面倒だな~、でも作らなきゃな~、と思っている方はぜひ一度試してもらいたい、楽に短時間で焚きつけを作ってもらい、もっと薪ストーブを楽しく使ってもらえるといいな~と思います。

どうしても「腰が痛いので椅子などに座って作業したい!」といった方には、手斧だけど薪割斧の頭がそのままついて、重さとクサビ形状で簡単に割ってくれるミューラー ビーバー トリフィックスがおすすめですね。

知っている人は知っている、”人間工学に基づき理想的な機能を発揮する完成度の高い「焚き付け用斧」”と評判のアイテムです。

透明な5ミリ厚のポリカーボネイト製ハンドガードもついているので、手元の視認性の良さと、手の保護をしてくれる、たしかによく考えられた一品です。

 

■まとめ・・・

こういった薪やストーブ関係は昔のやり方が多く残っており、まだまだ【効率化と安全化】ができる分野だと実感していますので、みなさんも既成概念にとらわれず、自分なりの合理化を探ってもらい、いいものが発見できましたらタメゴローにこっそり教えていただけたらと思います。笑

安全に、楽しく薪ストーブを楽しみましょう!


ミューラー ビーバー トリフィックス


ヘルコ スプリッティングマスター DT-6


たきぎの多ッキー 焚き付け用 10kg入


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