タメゴローです。
今回の”薪ストーブに合うお酒”は、
”ハリウッドセレブに愛される”テキーラ
について書いてみたいと思います。
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■日本での 【テキーラ】 のイメージは・・・
みなさん、【テキーラ】というと、
飲み会などで、景気づけなどに一気飲みしたりするもの
という、”ただ強いだけのお酒”ってイメージがありませんか？
タメゴローも若かりしころは、そういった飲み方もした経験がありますし、お酒の”ひとつの側面”であると思います。
そんなイメージな訳ですから、
テキーラの味は？
と聞くと、あまり味わったことがないけど、”あまり味は無い”と思う・・・。
というか、味なんてあるの？
という感想が多いと思います。
そんな「あまり味は無く、ただ強いお酒」ってイメージがある【テキーラ】ですが、
【 実はとっても味わい深く、おいしいお酒 】
なのです。
そう、アメリカではハリウッドセレブが好んで飲むぐらい。
■ハリウッドセレブは、テキーラ好きが多い・・・
ハリウッドセレブと言われる、映画スターやミュージシャン、その他ハリウッドに関連する会社の重鎮の多くはテキーラが大好きです。
言わずと知れたハリウッドスター 【ロバートデニーロ】 は 【ポルフィディオ】
というテキーラ好きでハリウッドでは通っています。
映画「ソーシャル・ネットワーク」でもFacebookの創始者 【マイケル・ザッカーバーグ】 が、契約成立の席でシャンパンの変わりにテキーラ 【ドン・フリオ 1942】
を呑むシーンも話題になりました。
また、テキーラが好き過ぎて、自分でテキーラブランドを立ち上げてしまう俳優さんや、ミュージシャンも多いです。笑
”グラミー賞を6回受賞”のアメリカのシンガーソングライターである、【ジャンスティン・ティンバーレイク】 は自ら命名し、味からボトルデザインまで全て指揮したテキーラ 【901】
。
”伝説のギタリスト” 【カルロス・サンタナ】 は 【カサノブレ】
というテキーラブランドを自ら造っています。
なぜハリウッドセレブがこぞって【テキーラ好き】なのかははっきりとしていませんが、良いものは良いということを受け入れる風潮がハリウッドの気質にあっているのではないでしょうか。
また、ハリウッドから広まったテキーラムーブメントは、今ではアメリカ全土に広がり、セレブレティな方々のパーティには、必ずと言っていいほど【テキーラ】が共にあるそうです。
また、映画祭などのスポンサーにも必ずテキーラブランドは名を連ねるものとなっています。
■クリントイーストウッドが愛した【パトロンテキーラ】・・・
そんなテキーラ好きが多すぎるハリウッドセレブの中でも、
と数々の名作映画に出演し、最近では
を監督するなど、長きにわたりハリウッドで活躍する、”ミスターハリウッドスター”
【クリントイーストウッド】
が愛して止まないテキーラが、【パトロンテキーラ】 です。
■プレミアムテキーラ・・・
「テキーラ」とは、メキシコの定められた蒸留所で、定められた製法によりつくられるものだけしか「テキーラ」を名乗ることが許されていません。
たとえ、同じつくられ方をしたお酒でも、定められた蒸留所でなければ、「テキーラ」ではないのですね。
パトロンをはじめ、「材料や製法にとってもこだわったつくり方をしている種類のテキーラ」は【プレミアムテキーラ】と呼ばれます。
具体的には、テキーラとは原料となる”アガベ”を100％使って作ったテキーラのことを言います。
収穫まで6～10年掛かるアガベを贅沢に使い、さらに製法にこだわってつくられているものがプレミアムテキーラなのですね。
さらに、パトロンはそのプレミアムテキーラの中でも、すべてにこだわった【”ウルトラ”プレミアムテキーラ】と呼ばれ、セレブに愛されているものとなります。
■テキーラは産地によって味が違う・・・
テキーラの味は、蒸留方法や寝かせる樽によっても変わりますが、大きくは、ワインやウィスキーのように、原料である”アガベの産地”によって大きく味が違います。
ワインでいうと産地、生育条件の違いである”テロワール”ですね。
産地には【ハイランド地域】と【ローランド地域】があり、テキーラ専門家の方に怒られるかもしれませんが、本当におおざっぱに分けると
【ハイランド地域 のテキーラ】
土が肥沃なため、アガベが甘く芳醇でフルーティーに育ち、雑味が少ない”女性的な”味。
【ローランド地域 のテキーラ】
あまり肥えていない土地で育つため、アガベ自体の味が強く土の力強さを感じる”男性的な”味。
タメゴローがいろいろ飲んできた経験で言うならば、ウィスキーライクな、【豊かな香りと、深い味わい】を好む傾向が強い”日本人がおいしい”と感じやすいのは土壌の豊かな【ハイランド地域】のアガベだと考えます。
もちろん【パトロン】もハイランド地域産ですし、プレミアムテキーラと呼ばれ、アメリカで好まれているものはハイランド地域のものが多いです。
【パトロンアネホ】・・・テキーラの種類
そんなハイランド地域の絶品プレミアムテキーラであるパトロンですが、いろいろと種類があります。
テキーラには共通の規格があります。
日本テキーラ協会様ＨＰより抜粋ですが、以下のように、基本的には熟成の”期間”と”方法”によって分けられます。
①ブランコ(Blanco)
樽熟成をしない透明なもの（しても６０日以内）
味はスッキリでアガベの味をダイレクトに味わえます。
②レポサド(Reposdo)
最低６０日間の樽熟成をしたもの(樽サイズに規定なし)
味は樽の香りが軽くつき、ブランコでは出せない味わいと丸さが加わります。
③アネホ(Anejo)
最低１年間の樽熟成をしたもの(樽は600L以下のサイズであること)
本来はAñejo(アニェホ)です。
味はレポサドをより熟成しており、樽のスモーキーさを感じる香りと、熟成された味のまろやかさがウィスキーを彷彿させます。
④エキストラ・アネホ(Extra Anejo)
最低３年間の樽熟成をしたもの(樽は600L以下のサイズであること)
味はまろやかかつ芳醇、さらにアガベの持つ甘みが存分に楽しめる、ウィスキーとは違う進化を遂げた最上の熟成テキーラです。
これはパトロンでは希少すぎてあまり出回っていません。
このように、熟成期間に伴って手間が変わるため、価格もブランコが安く、熟成を重ねたアネホが高価な傾向があります。
【薪ストーブに合うテキーラ】としてのタメゴローのおすすめは、【レポサド】～【アネホ】ですね。
ブランコは夏にスキッと飲むイメージが強く、言ってしまえばビールのアサヒスーパードライ的な味わいと後味になります。
レポサドにもいろいろありますが、パトロンのレポサドは他メーカーのアネホを上回るおいしさを持っていますので、十分にじっくりと味わえますし、アネホは言うに及ばない味の深みが文句なしに「うまい・・・」と言わしめてくれます。
できれば最初は”アネホ”を飲んでみてほしいです。
■そんなプレミアムテキーラの”飲み方”は・・・
プレミアムテキーラは”飲み方”で味わいが大きく変わります。
まず、日本で一般的に認識されているテキーラの飲み方「イッキ飲み」をしてはいけません！笑
そんな飲み方ではお酒の味はわかりません。
同様に、ジュースなどで”カクテル”にするのも、まずはやめておきましょう。
あれは、安くクセの強いテキーラを飲みやすく飲むために開発されたものなので、プレミアムテキーラでは非常に”もったいない”飲み方です。
また、「ライムをかじって、塩を少しなめて、テキーラを飲む」・・・、これはテキーラの伝統的かつ王道な飲み方のひとつですが、パトロンはブランコでさえ独自の深い味わいがあるので、ちょっと合わないと感じます。
もうひとつの伝統的な飲み方である、トマトベースの香辛料ドリンク【サングリータ】をチェイサーで飲む、という方法は”捨てがたい”ですが、やはり薪ストーブとのマッチングを考えると、そうあるべきではない・・・、と思えてしまいます。笑
タメゴローオススメの飲み方は、薪ストーブを楽しみつつ飲むことを考えればやはり、
- ストレートでちびちび（水チェイサー有り）
- ロックでちびちび
という、ウィスキーでの王道な飲み方ですね。
それも、最初はまずストレートで味わってほしいです。
一口飲めば、今まで持っていた「テキーラ」というものに対しての”先入観”が一気に変わると思います。笑
初めてパトロンアネホを飲ませたタメゴローの友人は、
「これはテキーラじゃない！ブランデーだ！それも高いやつ！」
と、訳の分からないことを叫んだほどだったので。笑
まずは、セレブの愛するパトロンアネホは、ストレートでちびちびと味わってみて、その味が与える衝撃を味わってほしいと思います。
またその後に、味の変化を楽しむことができる、ロックに進んでみて欲しいですね～。
まとめ・・・
ウィスキーやブランデーと同様に、プレミアムテキーラの持つ、芳醇な香りと、深い味わいの度数の高めのお酒は、チビチビと楽しめるため文句なしに薪ストーブに合います。
また、ウィスキーとは違った【甘み】と【アガベ】の味わいが、きっとあなたの薪ストーブ生活をいっそう楽しめるものとして、ひきたててくれると思います。
たまには【ハリウッドセレブ気分で】プレミアムテキーラを楽しんでほしい、と思うタメゴローでした～。
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