タメゴローです!
家でハンモックを使って「家バケ(家でのバケーション)」を満喫している方は、キャンプに行ったら”思いっきり”ハンモックを使いたいですよね。
これは”ハンモッカー”の心情だと思います。笑
森林の中や、開放的な砂浜など、家にはない自然の中でハンモックに揺られるのは、やはりキャンプでしか味わえないハンモック的な醍醐味だと思います。
林間のサイトなら2本の木に結わえることで設置できるとは思いますが、それでも”ジャストな位置”でハンモックまで設置できることは経験上少ないと感じています。
そんな場合は「一本の木+ハンモックスタンド」ならかなりの自由度になりますので、サイトにジャストな配置ができるようになると思います。
また、砂浜などの木のないサイトなどではそもそもハンモックを吊るのが不可能ですが、そんな状況でもハンモックを楽しめてしまうのが、自立スタンドのよいところです。
そんなハンモックスタンドを自作してみましたので、タメゴローと同じようにつくってみよう、と思っている方の参考になれば、と思い書いてみたいと思います。
1.まず材料を揃えます。
ロープを設置するための【金物】は、
丸カンボルト M10×80mm (使用荷重50kgf) 亜鉛めっき
アイナット 10mm 亜鉛めっき
平ワッシャー M10 用 外径25~26mm ステンレス
ワッシャーだけは木材への食い込み対策として力がかかることを考慮し、ステンレス製としました。
脚本体となる【木材】は、
米松などの角材 30 × 40 × 長さ1.8~2.0m 程度 ×4本
ホームセンターなどで売っている安いもので大丈夫です。
あまり太いものになると、丸カンボルトの長さが足りなくなるので、注意です。
ツーバイフォー材でもいいですが、太いし重いので、2×4(ツーバイフォー)でなく2×2(ツーバイツー)だと39×39㎜なのでちょっと細目ですが、使える太さだと思います。
2.脚をナナメに切る
脚の地面に接する部分をナナメに切ります。
大体45度程度で大丈夫です。笑
これは、脚の先端を地面にくいこませてスタンド本体のズレを防ぐためですね。
3.角材に穴をあけてボルトをつける
角材の端から10cm程度の部分にドリルで穴をあけます。
タメゴローはM10という10mmの太さのボルトを買いましたので、10mm以上の穴が必要となります。
作業性を考えて、すこし大き目の穴になるように12mmのドリルを使いました。
4本とも穴あけが終わればボルトを通しますよ~。
このとき、両端部にワッシャーを入れておくことで丸カンが木に食い込んでしまい、木材を傷めることを防いでくれます。
2本目にも通して、反対側からワッシャー+アイナットで締めます。
このときに、切った脚の先端が交互になるようにしておきます。
脚の完成~!
ボルトが簡単にまわると危険なので、軽く動かないな、ぐらい手で締め付けるぐらいにしておきましょう。
同じものを2セットつくります。
広げてみました。
この状態で見たときに、脚の先端がコンパスのように、内側がとんがっている状態になるように注意です。
地面にくいこませるために、”両方とも内側が長い”状態に。
ボルトをある程度締めこんでおけば、あとは木材同士の摩擦抵抗で簡単には動きません。
脚の先端は地面に食い込むようにですよ~。
これで脚本体の完成です!
ここまでの作業時間は実に 15分程度 でした。
穴をあけて、ボルトを通し、木材の先端をちょっと切るだけなので、実は簡単に作れてしまうのですね。
「作りたいけど、難しそうだから・・」と思っている人であれば、簡単なので絶対にやってみた方がいいですよ。
4.設置はペグ・杭が大事!
完成した脚を使って設置して楽しみましょう!
ロープのはり方オススメとしては、片側の脚につき2本、両側で計4本で張ることですね。
ロープの先端は地面に「ペグや杭」を打ち込んで固定するのですが、キャンプ用のテントなどについてくる”短く細い”ペグなどでは、
”まったく使えません”。
工事用の、長くごつごつした太めのものが必要です。
ホームセンターでも売っている、「異形ロープ杭 J型(ジェイ型)」と呼ばれる先端が2箇所地面に刺さるタイプがオススメです。
異形ロープ止 J型 6×240
これでないと、カンタンに抜けてしまい、安心してハンモックに寝そべれませんし、子供たちが飛び跳ねることには耐えられません。
値段も一本づつだと500~800円ぐらいと高く感じるかもしれませんが、「まとめ買い」をできるネットショップだと、びっくりするぐらい安くつきます。(友人とシェアできるとめちゃ安です)
こういった「建築現場で使う”工事用”材料」は非常に安く・質実剛健なので、なにかとオススメです。笑
長さも15cm~といろいろありますが、ハンモックに使うのであれば24cm以上のものがよいです。
これを「引き抜かれる方向に対して45度で設置」して、「両方の先端が地面に刺さる状態」まで打ち込みます。
このペグや杭を設置する方法(ペグダウン)は諸説あり、
わがやのテントさんのホームページで、管理人の弥七さんが”機械系力学”という独自の観点から”70度”という自論を展開していておもしろいです。
あと打ち込む際に、短い方が地面に刺さる前にロープを通しておくと、カラビナなどの金具がいらないので便利です。
ちなみに名前にある「異形」というのは、表面がデコボコしている鉄筋のことを建築用語で「”異形”鉄筋」といい、コンクリートに設置するときなどにボコボコがコンクリートとの摩擦抵抗を多く生み出し、引き抜きに対して強い材料なのです。
これをハンモック用の杭に使うことで、地面との摩擦抵抗をより大きくしてくれるので、普通のツルツルした表面のものより抜けにくくなります。
ちゃんと杭を「引き抜かれる方向に対して45度で設置」しているのに、杭自体が「地面を起こす」ように抜けてくるのであれば、1本あたりの受け持つ引き抜き力を減らしてあげればよいので、杭とロープの本数を「増やす」ことで対応できます。
また、地面が「土」や「芝」であれば問題なしですが、海などで地面が「砂」の場合は、
こういった「雪用・砂用」とうたわれているものだと固定力が補えます。
写真のようにペグの”先端”に鋼製ワイヤーを固定するので、一般的なペグ”上端部”にロープをかけるのとは固定力が違います。
ただ、ちょっと価格がお高めなんですよね。。。
要はペグ一本あたりに対しての負担を減らせばいいので、一般的な幅広の「砂用ペグ」を”数多く”使えば事足りるとは思います。
ユニフレーム ステンレスペグ6本セット
ペグや杭は、ハンモックの荷重をすべて受けるためとても重要なので細かく書きましたが、要は
「安全優先。しっかりした杭を、多い目に打ち込んでおけばOK」
です。
5.ハンモックライフ楽しむ
そんな杭設置をクリアすれば、あとはもうハンモック楽しむだけですね。
- 家族で子供と一緒に
- 恋人と二人でゆったり
- のんびり自分だけで
いろんな楽しみ方ができるのもハンモックのいいところだと思います。
「”場所を選ばない”ハンモック自立スタンド」で、キャンプや自宅でも”アウトドアでのハンモックライフ”をたっぷりと楽しんでほしいと思うタメゴローでした。
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↓ハンモックブランドの「バイヤー」からも製品として販売しているので、「自作やDIYが苦手」って方は、そちらをどうぞ。
これはこれで、「足が半分に分かれる」ので長さが半分になり、車での持ち運びや収納にとても便利ですよ。
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これも長さが半分で収納できるので便利。
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