薪ストーブを設置する前にする、とっても大切なこと。

 

タメゴローです!

びじん
(写真の私はタメゴローではないですが。。。)

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前回、

薪ストーブの選び方 0. 「薪ストーブってどんな存在?」

で、どんな子(ストーブ)がいいか選ぶのに、

家族のような存在になるので「建前」だけでなく、

「本音」が大事ですよー、

とお伝えしました。

 

今回は、それよりももっと大事なことをお伝えします。

薪ストーブを設置するにあたり、

「設置する前にする、とっても大切なこと」

です。

それは、、、、

「 無理のないつきあい方 」  「 覚悟 」を決めること

です。

は?何の?って感じですよね。笑

それはもちろん「恋愛」、、、

ではなく、「薪ストーブとの」です。

これ、実はすっごく大切なことですが、

設計士さんや工務店さんは「グレーゾーン」として、まず教えてくれないと思います

 

ストーブをやったことのない人はもちろん、やったことのある人でも

・使い始めた後のメンテとか、

・薪の調達とか

大変そうなところは「グレーゾーン」として、

「お客さん次第」なわけです。

 

タメゴローは「薪ストーブは使ってこそ幸せになれる」と信じているので、その「グレーゾーン」こそが大事と考えます。

 

やっと本題です。笑

「無理のないつきあい方」ですが、

薪ストーブをいれたからには冬の暖房は全部これでやらなきゃ!

となる人が多いです。はい。

けど冬の間、薪で毎日暖房してると薪の量ってどれだけ必要だと思います?

薪の状態でいいますと、

我が家の実績値ですが、約 8 ㎥(立米)程度は必要です。

8㎥ってどんなけ?ってなりますよね?笑

薪棚を幅1.8m×高さ1.8m×1列とすれば6棚分。。。

重さでいうなら、8立米 × 0.68(比重) × (0.8)空隙率(薪を積んだ時の隙間) = 4.3 t 程度

(広葉樹で代表格の「ナラ」での比重(同じ大きさの水を1とした場合のナラの重さ))

 

 おお! 4.3 トン !?

 

軽自動車だったら1台約1tなので、 4 台分!

日常であんまり使わない重さの単位ですね・・・。

 

これでも我が家のストーブは「燃焼効率」というものが良く、

少ない薪で長くもつ、いわゆる「省エネタイプ」です。

ですのでこれは1シーズン焚いているにしては

少ないほうと考ええてもらった方がいいです。

 

具体的には、

ナラの原木だと、1本が

直径35cm × 1.8m として 体積が 0.173㎥

0.173㎥ × 0.68(比重) = 0.117 t (= 117 kg)

4.3t(必要量) ÷ 0.117 t(原木1本) = 37 本

つまりナラ原木だと37本相当が必要となります。

原木
↑原木ってのはこの状態の「木」1本のことです

 

つまり、1シーズンの暖房を薪ストーブだけでするとして

薪つくりを全部自分でやろうと思うと

薪棚6つ分の薪を

1.山に入って木を切り倒したり、

どこかから原木を入手して、

2.自分の家まではこび、

3.チェーンソーで玉切りして、

4.薪割りをして、

5.棚に積んで乾燥させる。

ってことになります。

 

なので、最初から1シーズンの暖房を

薪ストーブだけでしなきゃ!って考えると、

そんなにできるかなー?

って思っちゃいますよね。

 

そこで!「 無理をしないつきあい方 」なわけですね。

 

たとえば、

A.基本的には暖房はエアコン!週末は家族みんなで薪ストーブ!

これはけっこうやっている人が多いです。

必要量も 2 / 7 ですみますよね?

37本 × 2 / 7 = 10 本(ナラ原木)

ほら、なんか余裕なかなんじになりましたね。

 

他にも

・日中は家にいないので、夜だけ焚く!

・日曜日だけ派です、、、

・友達が遊びにきたときのピザ用に。

などなど、

「 つきあい方 」 によって、

薪の確保にかかる労力がずいぶんと変わります。

 

なにより、

「俺が薪を割らないと家の暖房ができない!」

って考えちゃうと、幸せになりたくてはじめたのに、

いつのまにかノルマみたいになって辛くなりますから。

 

まさに、薪ストーブ使用者の間で使われる敬称

「薪の奴隷」 になります。笑

(尊敬とねぎらいのまざりあった、自嘲的な敬称)

 

ですから、基本的に

暖房はエアコンでいいんです!

ファンヒーターでもいいんです!

タメゴローもシーズン最後の方とかで、

もし薪が無くなったら、

即、エアコンのスイッチON!ですよ。笑

(↑北陸から北の地域では定番のブルーバーナー

これは以前北陸に住んでいたころ仕事場で大変お世話になりました。)

 

大切なのは、

自分が割った薪で幸せを感じることができる範囲で、

楽しく、「無理をしない薪ストーブとのつきあい方」

を自分にあった形で決めてもらうことです。

 

そして「 無理をしないつきあい方 」 を決めたら、

それを実現するぞー!

って 「 覚悟 」 を決めるわけです。

まぁ、これはできる範囲ってことで設定しているので、

難しくないことかとは思いますが、

この、実現するぞー!ってのは結構大事です。

がんばって調達して、気持ちよく割って、たっぷり乾燥させた薪を使い

自慢の薪ストーブで自分と家族をあっためたり、

ピザを焼いたり、を実現すると、

 

なんかこう、

ああ、しあわせー

 

ってなりますよ。笑

 

もちろん、「俺はそれでも毎日薪ストーブ焚くぜ!」

って人はそれも楽しいですのでいいと思います。
(タメゴローもやってますので、やればできますよ)

 

・ ・ ・ と、ここまで

薪つくりの大変さを知ってほしくて

大変そうな方法を先に書きました。

実はそこ大変じゃない薪の入手方法もたくさんあります。笑

 

割るのも大変なら

・「薪」として販売しているものを買う

 

薪割りはしてみたいって人は

・玉切状態(30~45cmに切られた割る前の状態)を買って、”薪き割りだけ”楽しむ

マジック斧

 

もうちょっと踏み込んで

・原木で買って家まで配達してもらい、チェーンソーで玉切りし、薪割りを楽しむ

 

最後に

・上の方法を組み合わせる。

(できる分は自分で作って、足りない分を買うなど)

と様々ですので、これらも含めて自分に合った方法を

選んでいけばよいと思います。

 

ただ、ここまで読んでも、

「ちょっと無理かな」

と感じた方は、あまり薪ストーブのある生活を楽しめないと思いますので、設置するのはやめた方がよいと思います。

「少しの手間をかけるから楽しさが倍増する」

という側面も強いアイテムなので。

 

逆に、

「なんだ、そんなことか」

って感じた方は大丈夫です!

早く楽しい薪ストーブライフを味わって、

ああ、しあわせー

って、なってください。

めっちゃ長くなってしまいましたが、

とっても大切なことでしたので、

参考にしてもらい、

薪ストーブで幸せになってもらえる仲間が増えるとうれしいなー、

と思うタメゴローでしたー。

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