焚火と薪ストーブに合うお酒シリーズ 【バーボンウイスキー】

タメゴローです~。

焚火と薪ストーブに合うお酒としてオススメする【ウイスキー】ですが、以前はその中でも【スコッチ】に触れましたので、今回は【バーボン】について書いてみたいと思います。

「スコッチとバーボンって何が違うの?」って方もぜひどうぞ~。

1.バーボンウイスキーは【冒険と火】が似合う

以前の記事:

焚火と薪ストーブに合うお酒シリーズ 【スコッチウイスキー】

”スコッチ”ウイスキーについて触れましたが、今回は”バーボン”ウイスキーです。

スコッチは「味や風味の奥深さが焚火やストーブなどの炎にマッチする」とタメゴローは考えてます。

しかしバーボンは、その「飲まれた時代背景から炎にマッチする」と勝手に決めつけております。笑

なぜなら、アメリカ生まれのバーボンがとっても多く飲まれたのは【西部開拓時代】!

そう、開拓!冒険ですよ!

もちろん年代によりますが、あの西部劇に出てくる名わき役「酒場の樽」あれ大体バーボンと言っても過言ではない(ハズ)です!(タメゴロー調べにつき諸説あり笑)

荒くれものの男たちがポーカーしたり、決闘したり、腕相撲したりしてるのが「バーボンの樽」(ホワイトオーク)だと思うとなんだかワクワクしてきませんか?

輸送の関係などで基本は樽で店に置かれ、そこから小売りしていたようです。

ですので”ウイスキーボトルがバーカウンターに並ぶ”のは開拓時代の結構終盤だったようです。

そんな開拓時代には焚火がつきものですね。

映画スタンドバイミーでも寝袋一つで野宿しているように、アメリカの洲によっては雨がとても少なく、鉄道の整備されきっていない広い西部。

行商人やカウボーイが「焚火をしながら馬と野宿」なんてまさにハマりのシチュエーションだったことでしょう。

また男性は成人すると、馬を駆って一番近くの酒場へ向かい「成人の儀」的なこととしていたようです。

もちろんその時のお供は【バーボン】というわけですね。

上で触れたとおり瓶は少なかったでしょうから、持ち運びは基本小分けで、持ち運んでいるのはフラスコ(スキットル)だったことでしょう。

そんな冒険と焚火が思い浮かぶ、アメリカの古き良き時代の主役と言えるお酒が【バーボン】というわけです。

そんな時代背景を持つお酒、これは焚火に合わないわけがありませんね~。

 

2.バーボンのおいしさは・・・

そんなフロンティアスピリッツあふれるお酒【バーボン】ですが、ウイスキーのひとつのカテゴリーで、現在でも広く愛飲されとてもおいしいものですね。

バーボンの特徴といいますか、その独自のおいしさの要素は香りやアルコールのキレなどいろいろありますが、タメゴロー的には「独特の甘み」が最たるものだと感じます。

その甘みはの多くは、バーボンの原材料から由来するものなのでしょう。

ウイスキーと聞くと、「シングルモルト」「ブレンデッド」などの単語が思い浮かび、「麦のお酒」

というイメージが強いですが、実はバーボンは【トウモロコシ】を主としたお酒です。(51%以上がトウモロコシ)

そういえば、その強い甘みから、焼いてよし、煮てよしな「トウモロコシ」が嫌いな人って少ないのではないでしょうか。

もちろんトウモロコシ以外にも大麦やライ麦、小麦が含まれているのでちゃんと麦の風味も味わえるのですが、バーボンらしいふわりとしたコクのある”カラメルのような甘み”はやはりトウモロコシ由来のものなのでしょう。(・・・と、昔バーテンダーさんに教えてもらいました笑)

またバーボンの味を決める大きな要素のひとつに、「熟成には新品の樽を使う」というルールがあります。

この使われる樽は、スコッチだとワインやバーボンなどの熟成に使われた、いわば使用済みの樽を再利用することで味わいを複雑にするのですが、バーボンは多くの場合新品の樽をバーナーで焦がして使います。

そのため、お酒自体に木の色やスモーキーな香りがつきやすく、短めの熟成年数でもスコッチに比べて色も濃い目で木の香りもストレートに反映されやすいようです。

3年以上とされるスコッチと違い、バーボンは熟成期間に明確なルールはないとのことですが、多くのものは4年以上のものが多いようです。

中には2年程の短めのものあったりしますが、個人的には8年物がバーボンらしくて好きです。笑

もちろんブレンド方法などもありますが、味は樽の違いによる「香り」と、スコッチともちがうトウモロコシらしい「独自の甘みを楽しむ」のが大きなくくりで言う「バーボンの味わい方」だとタメゴローは感じております。

 

3.バーボンのオススメは

そんなフロンティアスピリッツとトウモロコシの甘みを楽しむお酒「バーボン」ですが、日本でもすでにたくさん楽しまれています。

認知度の高いものだと、

■ハイボールで人気に火が付いた【ジムビーム】


バーボンウイスキー ジムビーム 700ml

癖がないのでハイボールなどでよく楽しまれています。

個人的にはクセがなさすぎでちょっと寂しいですが、ハイボールブーム以降の日本では一番飲まれているバーボンなのではないでしょうか?

■舞踏会の薔薇【フォアローゼス】


フォアローゼズ 700ml

舞踏会でプロポーズなエピソードからその名前を冠したフォアローゼス。

コスト的にも安いのですが、ブレンド技術のたまものなのでしょう、とっても味のバランスが良いので、バーなどでもよく見かけます。

ここまでは割りと知られたお値打ちなバーボンですね。

 

■実はバーボンと別格!?テネシーウイスキーな【ジャックダニエル】


ジャック・ダニエル ブラック 700ml

「バーボンと聞くとコレ!」

という人が結構いますが、実はバーボンの製造ルールよりもう一つ厳しく作られている「テネシーウイスキー」という、別格ジャンルだったりします。

手間のかかる製法に創業以来こだわり続け、そのファンを捕まえて離さないジャックダニエル。

突出した香りや味わいというわけはないのに、丁寧に作られたことが分かる味わいからか、つい手に取ってしまう一本ですね。

あまりにもメジャーで紹介しようか迷いましたが、ダニエルファンに怒られそうなので書きました。笑

 

■いまだに職人により一本づつ蝋封される【メーカーズマーク】


バーボンウイスキー メーカーズマーク700ml

赤い蝋で封をされた個性的な見た目。

蝋は未開封が目で見てわかる、信用の印ですね。

実はこれ、いまだに一本一本職人さんが封をしているという、【世界に一本しかないボトルデザイン】を出荷し続ける、こだわりのバーボンブランドだったのです。

230年の伝統が作り出すプレミアムバーボンは、冬麦を使用してなめらかさを追求した絹のような味わい。

バニラ系の味わいで、見た目に反して飲みやすいのでバーボン初心者さんにもオススメです。

現在は日本のサントリーが買収したので手に入りやすくなった気がします。

 

■歴代アメリカ大統領が愛した【ワイルドターキー】


バーボンウィスキー ワイルドターキー 8年 1000ml

個人的に「もっともバーボンらしいバーボン」と思ってます。笑

歴代アメリカ大統領が愛したという逸話が有名で、クリスマスが近づくと販売量が増えるともウワサされる一本。

なんといってもバーボンらしいガツンと強い味わいと、バランスの良さ、度数も50度と高めなのにキレ過ぎず長く続く余韻が特筆ものです。

ちなみにタメゴローが、「いろいろ飲んでるけど、バーボンで何かオススメある?」って言われたら、すすめるのがこのワイルドターキー8年だったりします。

ウイスキー慣れしている方でも、おいしく”アメリカらしさ”が強くい出たバーボンとして飲んでいただける一本。

↓先に8年物を紹介してしまいましたが、スタンダードなターキーももちろんオススメです。


バーボンウィスキー ワイルドターキー スタンダード 700ml

ワイルドターキーと言えばこのスタンダードのことですが、6~8年熟成のバーボン原酒をブレンドしてバランスのよい味とやわらかめの口当たりを出してます。

ちなみにマンガ「グラップラー・バキ」の喧嘩師花山が好んで飲んでいるのもこのターキーですね。

ワイルドターキーのはじめの一本としてオススメです。

癖が強くないのでさらっと系ハイボールにしてもおいしいです。

↓同じワイルドターキーですが、13年ものもあります。


バーボンウィスキー ワイルドターキー 13年 700ml

さらに熟成された13年もあり、アルコール度数は45.5度と8年よりは少し低め。

より深みを増した味と香りはターキー好きなら一度は飲んでいただきたい一品です。

スコッチに比べ、年数の割りにあんまり高くないので、実はチャレンジしやすい”年深もの”プレミアムバーボンの一本でもあったりします。

 

■ブランデー的ななめらかさ【ブレットバーボン】


ブレット バーボン 700ml

6年以上の熟成期間を基本とする、ある意味頑固な蒸留所が生み出す一本。

タメゴローはバーで飲んで知りましたが、スーパーなどではまず見かけたことがありません。

なのであまり日本では流通していないのだろうと思ってましたが、アマゾンで普通に買えるのを知ったときは驚きました。笑

「喉を焼かない滑らかさ」と評されるように、ブランデーの知識を活かして作られた一本。

実は創業者が亡くなり一度途絶えましたが、その子孫が当時のレシピを基に100年ほど後に復活させた、といういわくつきのエピソードもそそります。

ウイスキーらしからぬボトルデザインも最高にかっこいいですね。

よく聞く銘柄以外にチャレンジしてみたい方にはオススメの一本です。

 

4.まとめ

いかがでしたでしょうか。

タメゴローの私見が多く入っていますが笑、バーボンの楽しさがちょっとでも伝わったならうれしく思います。

バーボンに限らずウイスキーは酒精の強いお酒なので、水割りやソーダ割り、ハイボールにして楽しむのももちろんよいものだと思います。

しかし、ウイスキーの本来の味知って頂くために、”ストレートで一口だけ”含んで舌の上で転がすように味わっていただくと、ハイボールなどとはまた違ったウイスキーの味わい方を知って頂けるかと思います。

もちろんお水をチェイサーにしてくださいね。

そんなこんなで、新たなフィールドの開拓はもちろん、ファミリーキャンプでも焚火のお供に「冒険と火が似合うお気に入りのバーボン」を、フラスコに詰めて連れて行ってみてはどうでしょうか、と思うタメゴローでした~。

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■ウイスキーを焚火に連れて行くなら【フラスコ】でしょう


Boundless Voyage チタン製ヒップフラスコ 200ml

フラスコ(スキットル)は、コストのあまり変わらないのに「サビず、軽く、鉄臭さが無い」チタン製がオススメです。

フィールドでもヒップポケットに挿してチビリとやりましょう。

■ハイボールで人気に火が付いた【ジムビーム】


バーボンウイスキー ジムビーム 700ml

■舞踏会の薔薇【フォアローゼス】


フォアローゼズ 700ml

■いまだに職人により一本づつ蝋封される【メーカーズマーク】


バーボンウイスキー メーカーズマーク700ml

■歴代アメリカ大統領が愛した【ワイルドターキー】


バーボンウィスキー ワイルドターキー 8年 1000ml

バーボンウィスキー ワイルドターキー スタンダード 700ml

バーボンウィスキー ワイルドターキー 13年 700ml

■ブランデー的ななめらかさ【ブレットバーボン】


ブレット バーボン 700ml

■別格バーボン、テネシーウイスキーな【ジャックダニエル】

ジャック・ダニエル ブラック 700ml


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