ダムの流木を薪にすることは、地域の水源を守ること

タメゴローです。
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(タメゴローのトレーラーと流木の図。。)

薪ストーブやっている人にとっての「最大の悩み」であろう

「 薪 あ つ め 」

これはストーブを焚く人にとっては、ある種「永遠のテーマ」ですよね。。。

今回は、こんな薪あつめの方法もあるんだ、というのをひとつ。

 

それは「ダムの流木」をもらうことです。

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これは、ダムの管理事務所の方が集め、「無料配布所」に積み上られています。
(集積するのも大変だと思います。職員さん、本当にご苦労様です。)

流木集積場2
(↑これはタメゴローのよく行くダムの集積所です)

なぜこのようなことをするかというと、

⇒台風や自然に山での倒木が発生する。

⇒それが台風などのタイミングで流木になり、ダムに流れ着く

⇒流木がダムの放水などに影響が出ないように、ダム湖畔に集められる

⇒どんどん集まるので、なくさなければならないが、廃棄処分するにもお金(税金が使われる)がかかる

⇒かといって処分しないわけにはいかない。。。うーん。。

⇒あっ!欲しい人にタダってことで持っていってもらえばいいじゃん!

⇒ストーブなどの燃料にどうですか?タダであげます!

という仕組みです。笑

 

つまり、流木を薪ストーブの燃料とするということは、

・生活に必要な水源を守ることになり

・処分に無駄な税金も使われず

・薪(エネルギー)としても使える

まさに公然の WIN - WIN の関係なのです。

薪ストーブをやっている人にすれば、願ったり叶ったりだと思います。

 

しかし、「流木」のため、欲しい樹種が必ずあるわけではありません。

日本の山はスギやヒノキの針葉樹が多いので、流木もその割合に比例しています。

また、量的にもタイミングによることが多いですので、事前にダムの管理事務所さんに連絡して、今どうですか?など聞ける関係になるといいでしょう。

ねらい目は台風の数日後かな、と。笑

 

また、場所ごとによっていろいろルールがあるみたいですが、

タメゴローの近くでは「軽トラック一台分まで御自由に」ですね。

(上の集積所の写真の片隅に看板があり、そこにもルールがちょっと載っていますのでご参考にどうぞ。)

 

チェーンソーは持って行った方がいいですよ。
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それなりに収穫。
このときは姉の流木アートの材料探しも兼ねて適度に集めました。
あ、同じ流木といっても、「海の流木」はやめた方がいいです。
海水に浸かっていた木は塩分を持っていますので、ストーブだと錆びが心配となりますから。

台風の影響で、ダム湖のほとりに打ち上げられた流木たちは、台風が来なければ、まだまだ山で育っていたのかもしれません。

自然の間引きと考えることもできますが、ただ捨てられるのではなく、「薪」として使い切ってあげるのもひとつの天寿だと思います。

これも人間の勝手な考えですね。笑
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「ダムの流木を薪にすることは、地域の水源を守ること」への2件のフィードバック

  1. 私は薪ボイラーを公共施設に販売しています。
    バイオマス発電所建設のあおりで間伐材の値段が高騰したため薪用の原木の調達ルートを探しています。
    流木もその一つと考え、県の河川局に相談をしましたが、災害時は別として安定的な量は予想外に少ないものでした。
    流木を管轄する部署をご存知であれば教えて下さい。

    1. >山崎さん
      「公共施設での流木の利用」はもっと積極的にしてもらった方が、環境に対してよいかと思います。
      しかし、「業務販売用」となると、ちょっとこのブログの趣旨から逸れてしまいますので、申し訳ございませんが詳しいことは伏せさせて頂きたく存じます。
      ヒントとしては、「幹は硬くゆらがねど、枝葉はやわく風にゆらぎけり」といったところでしょうか。
      薪ボイラーの普及については、応援させて頂きたく思います。

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