タメゴローです。
キャンプでテントやタープを張る時や、ハンモックをスタンドを使って張る時など、目立たない存在ですが必ずと言っていいほど使われるのが、地面にテントやロープを固定するための杭状の道具【ペグ】ですね。
そんな目立たないけど、テントやハンモックを安全に使う上では無くてはならないペグですが、このペグ、案外無頓着な方が多いようです。
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■ペグもいろいろ・・・安心できるものを
一口にペグと言っても、形状や長さ、材質までいろいろあり、地面の状態によって適したものをチョイスすることが、安全にテントやタープ、ハンモックなどを使うためには必要です。
「どんな地面でも、最初からついてきたプラスチックペグとか細い金属のやつをつかってるよ!」
という方はちょっとこわいというか、地面によってはまったくペグが刺さらないことがあるはずですし、ペグの先っぽだけがささっているようでは、そもそもペグダウンの意味がありません。
またセットで付属の細い金属製のものは、大体15~18センチ程度のもので、打ち込んでゆくとすぐ曲がりますし、刺さっている長さも短いことから固定する力も非常に弱いものです。
特に「タープ」などは布地の下から”吹上げる風”を受けることとなるため、少し強めの風が吹くとロープを通じてペグにテンションがかかり、あっという間にペグが抜けてタープが飛ばされてしまいます。
タメゴローも強風の中でのキャンプを幾度も経験してきましたが、お隣さんのタープが飛んでいっているのを目撃しているのは2度や3度ではありません。
「いつ飛んでしまうかわからない」、そんな安心して楽しめないセッティングにならないためには、テントやタープを固定する【ペグ】こそが命綱となりますので、【安心できるペグ】を使うことを強くおススメします。
■【砂浜】や【柔らかい地面】では・・・ジュラルミンのY字ペグ!
砂地や柔らかい地面で使うのが、VペグやYペグどと呼ばれる平たくなっている部分の幅の広いタイプです。
購入したテントに、初期セットとしてついてくることが多く、プラスチック製のTペグなどはよく目にするのではないでしょうか。
キャプテンスタッグ プラペグ 【30.5cm/4本セット】
幅広く表面積が多いため摩擦抵抗が大きくとれるため、打ち込みさえできればペグと地面の間の固定力はあるほうですが、海岸などの砂地ではしっかり打ちこんでも、地面である砂自体が掘り起こしやすく動きやすい素材のため、固い地面に比べると固定力は得にくいものですね。
そのため、長いモノの方が断然固定力に安心感が出ます。
また、プラスチック製のものはハンマーでたたいているとどうしても割れてしまうのと、土の中で石に当たると打ちこめないばかりか、先端が欠けてしまったりと壊れてしまうため、できれば高強度アルミかスチール製のものが長く使えてよいでしょう。
砂浜や柔らかい地面で使うペグの、タメゴローのおススメとしては、
Vidalido(ヴィダリド) テント ペグ 23cm Y型 軽量ジュラルミン製20本 収納袋付です。
これはジュラルミンのため、軽いくせに強度が高く、さらにY字断面になっているので砂地でも”しっかり効いて”くれます。
また長さも通常だと18センチ程度のものが多い中、5センチ長い23センチと定着長さが長いため、ちょっとした風が吹こうが気にしなくてよい固定力です。
収納ポーチ付きで1本100円ちょっとで買えてしまうコスパも魅力のひとつですね。
■【芝生】や【土】の地面では・・・鍛造スチールペグ!
芝生敷きや土などの一般的な地面であれば鉄製の幅の広くないスチールペグがおすすめです。
素材もスチール製だけでなく、似た形状でアルミ製などもありますが、やはり強度が不足しがちで、なかなか土に刺さって行かず、石に当たったり、硬い地層だったりするとすぐに曲がってしまうため、なんとも歯がゆく気持ちよく使えませんし、設置にいらない時間がかかってしまいがちです。
そのため、ガンガン土に刺さってゆくスチールペグ、それも強度を高めるため【鍛造】で造られたものは、とてもストレスフリーで設置も気持ちよく終えることができるものです。
そんな鍛造スチールペグでおすすめは、
【スノーピークのソリッドステーク】
スノーピーク(snow peak) ソリッドステーク30(6本セット)
通称【ソリステ】と呼ばれ、ペグ好き(?)の間では【定番】かつ【キングオブペグ】といってもよいのではないでしょうか。
日本の優れた鍛造技術を使い、打ちやすく、抜きやすい。
曲がりにくくもちろん大事な固定力もしっかりとあります。
おすすめの長さは30センチです。
20センチではテントの足元を固定するのにはいいのですが、タープやテントのフライ固定などには少し心もとない固定力になってしまうでしょう。
この30センチのソリステは、テントやタープはもちろん、ハンモックの設置にも使えるレベルの固定力がありますし、締まった砂地でもその長さゆえ使えてしまったりと、汎用性が高いため現場での出番もとても多いペグとなります。
とりあえず迷ったら【スノーピークのソリステ30】で間違いありません。
そんな【ソリステ】に、最近になってライバル的な立ち位置のペグが出てきました。
それは
「村の鍛冶屋さん」が販売している
【エリッゼステーク】
エリッゼ(ELLISSE)鍛造ペグ エリッゼステーク 28cm 8本セット
ソリステとほぼ同等の仕様で少しコストが安いので、タメゴローも10本使っています。
エリッゼステークの特徴は日本の誇る鍛造技術はソリステ同様に使いつつ、カラーバリエーションが豊富なことですね。
限定色という扱いでいろいろな色がラインナップされていいます。
エリッゼ(ELLISSE)【限定色】鍛造ペグ エリッゼステーク 28cm オレンジ (8本セット)
このポップな見た目は、オシャレキャンプの幅を広げるのに役立ってくれることは容易に想像できますが、実はさらに別の効果があったりします。
キャンプ場などで実際にペグダウンした場合、誰しも一度は経験するであろうわずらわしきこと。
「ペグを打ったロープでつまずく」
やったことありますよね?
そうです。
この目につきやすいカラーペグを使うことで、あの「ロープやペグにつまずく」というわずらわしさにもその視認性の高さから有効という、子供連れキャンパーだけでなく使ってみると納得の、意味のあるカラーリングだったりするのです。
■タープやハンモックには一工夫してもいいですね・・・
体重が直接かかるハンモックや、風の強い場合のタープは、テントよりもペグに強い固定力が求められます。
そんな場合はメーカーさんは「より長いペグを使う」ことを推奨しています。
しかし、持ち運びのわずらわしさや、保管などのこともあるので、タメゴローはこの30センチ程度のペグを使い「本数を増やす」ということで対応するようにしています。
風の強い日のタープは「固定力にちょっと不安が・・・」という方は、ぜひ本数を増やして固定力を上げてみてほしいと思います。
■”お気に入り”のペグを見つけましょう・・・
テントやタープの安全性である、ペグの固定力。
使う地面に対して適材適所で使ってもらい、強いことはもちろん、キャンプでのありがちな事故防止など安全性までを高めてくれるペグは、ぜひお気に入りのものを探してもらい、【使うペグのチョイス】から【ペグダウンも楽しみひとつ】としてもらえるとうれしいなぁ、と思うタメゴローでした。
+
【海や砂地】でおススメの長めのジュラルミンペグ
Vidalido(ヴィダリド) テント ペグ 23cm Y型 軽量ジュラルミン製20本 収納袋付
【芝生や土】でおススメのペグ
定番かつ王道である
スノーピーク(snow peak) ソリッドステーク30(6本セット)
新進気鋭のエリッゼ
エリッゼ(ELLISSE)鍛造ペグ エリッゼステーク 28cm 8本セット
ポップで視認性が高いエリッゼなら
エリッゼ(ELLISSE)【限定色】鍛造ペグ エリッゼステーク 28cm オレンジ (8本セット)