タメゴローです。
いきなりですが、タメゴローの奥さんが「腰痛」になりました。笑
趣味のスポーツをしていた際に、ちょっと無理をしたのが原因なのですが、そうなってしまうと日常生活の中でひとつ支障が出てきました。
それは、燃やすための「薪を薪棚からストーブ直近まで持ってくる」ための「薪運び」。
タメゴローも休みの日や夜には運ぶのですが、ウィークデーはやはり奥さんに頼ることとなります。
別にエアコンを使ってもらえばよいのですが、奥さんが「エアコンの風がキライなので、なんとか薪ストーブを使いたい」という、見上げた薪ストーバー根性の持ち主なのでした。笑
タメゴローは、そんな奥さんの薪ストーバー根性に応えるためにも、
【薪運びをするにあたり、とても身体の負担が少なくなる方法】
を導入することにしました。
それはずばり、【アルミハウスカー】です!
アルミカート
【ハウスカー】とは、農業で使われる収穫コンテナを運ぶためのアルミ製4輪カートで、農家ならまさにあって”あたりまえ”の道具で、その名の通り収穫時期に活躍する台車です。
これが薪運びにとって、とても便利なのです。
しかも収穫に使うだけでなく、重いものを運んだり、ゴミを出すのに使われてり、おばあちゃんの手押し車として愛用されたりと、とても多用途に使われて大活躍をしているものだったりします。
とっても多用途に使え、”地面が土”でも活躍してくれる”オフロード用4輪台車”といったところでしょう。
将来的に使う前提ではいましたが、奥さんの腰痛によりちょっと前倒しされることとなりました。
■アルミハウスカーが、薪運びのカートとして便利なのは・・・
そんなアルミハウスカーですが、薪運びにも大活躍してくれます。
アルミカート
①車体の【幅】が狭く、とても【小回り】がきく
これは日本の住宅事情から、とても大きな要素だと感じます。
仮に家が建っている土地は大きかったとしても、重要なのは「薪棚から家のストーブのある直近まで行ける経路」です。
この「経路」は土地が広くても広いとは限らないので、やはり幅がコンパクトなのは大きなアドバンテージであり、取り回し自体にも大きくかかわってくることです。
また、このハウスカーにはアルミとスチールとで材質のちがうものがあります。
スチールのものの方がフレーム部分は強いのですが、サビますし、丈夫な分重いです。
重い薪を積むとことさら重く感じてしまうので、使い勝手も悪くなってしましますので、やはりとりまわしの良さと軽さからアルミ製をおススメします。
②薪の重さに耐えられる【強さ】
ハウスカーは大体のものが、【耐荷重80キロ】程度まである、重い薪を運ぶのに耐えられるものとなっています。
人間だって運べてしまう頼もしいヤツなのです。笑
しかし中には「超軽量」などと謳っているものは40キロ程度までしか耐荷重がなかったりするので注意してください。
③収穫コンテナがずれずに積める
またタメゴローは薪を運ぶのに2種類のカゴを使っておりますが、その一つがこの写真の黄色い【収穫コンテナ】です。
収穫コンテナは言うまでもなくカートにぴったりなので、移動の際に段差や坂を上っても重い薪が落ちることがなく、安心で安全です。
さらに耐荷重80キロなのをいいことに、「オキテ破りの2段積み!」などもやっちゃっています。(安全に運ぶには、まねしないでくださいね。笑)
これも”規格化”された、収穫コンテナとハウスカーだからこそできる便利な使い方ですね。
農業用品はデザイン的な派手さはないですが、本当によく考えられていると思います。
④土でも砂利でもスイスイ走る、大きなタイヤ
当たり前ですが、薪の移動は”屋外”でされるものですね。
そんな屋外は、地面がコンクリートやアスファルトといった、平坦とは限りません。
土や砂利や坂(スロープ)など、小さなタイヤでは動くこともままなりませんが、ハウスカーは基本的に畑の土の上で走ることを目的として作られたものです。
そのためとても走破性が高く、住宅の敷地程度であればほとんどすべての地面を走ることができるでしょう。
さらに家には、地面から床までの間に高低差があります。
タメゴローの家も地面から室内の床までの間に50センチ程度の高低差があります。
そしてその室内床と同じ高さにしウッドデッキまでの間にももちろん段差ができていますので、コンパネ(厚いベニヤ板)で簡易なスロープ(笑)を作って薪を運んでいます。
コンクリートなどでスロープを作ってもよいのですが、冬の期間だけなので、こんな簡易なものにしています。
そんなスロープ(笑)でもハウスカーの大きなタイヤなら問題なく上ってくれますし、地面の種類も選びません。
もちろん芝生でも大丈夫ですよ。
こんなように、ハウスカーは薪運びに適した【とっても頼もしいヤツ】なのです。
■おすすめできない、運搬カート・・・
薪運びで、”ストーブ直近まで薪を運ぶに使うカート”としておススメしないタイプも、念の為にあげておきます。
①4輪でないもの(1輪、2輪車)
アルミ平型二輪車 コンテナ2個用
こういったタイプは、前輪しかないので、”重い薪を積んだ状態で持ち上げなくては動きません。
4輪のタイプとちがい、身体への負担が大きくなりますので、はっきりいって”腰”にきます。笑
しかしこれはこれで便利なので、家の周りの広い部分で「大量の薪を移動する」などといった場合には大活躍してくれるのですが、「ストーブ直近までのカート」としてはちょっと避けた方がよいタイプです。
②フレームが伸縮するタイプ
アルミ製ハウスカー伸縮式
こういった、伸縮するタイプも避けましょう。
これはコンテナが2つ積めるように側面のパイプが移動するので便利に見えますが、元来収穫した野菜などを運ぶことを考えられたものなので、「重い薪」を積んだ状態では、とってもバランスが悪くなり危険です。
結局コンテナ1個を乗せる状態で使うこととなるので、最初から”固定式”のもの方が丈夫でしかも価格も安いです。
■タメゴローが、おススメするハウスカーは・・・
では、「ストーブ直近まで薪を運ぶ」ためには、どんなハウスカーがおススメかといいますと、タメゴローのおススメは次の2タイプです。
おすすめカート①:ノーパンクタイヤ仕様のシンプルなタイプ
アルミカート ノーパンク
これは鉄板ですね。
フレームも伸縮もしないタイプで、タイヤが大きく、さらにノーパンク仕様!
このタイプが一番壊れにくく、ある程度荒く使ってもメンテナンスも必要なしで便利でしょう。
タイヤがノーパンクなのは利点を言うまでもありませんが、タメゴローの持っているハウスカーよりもタイヤの径が大きいのがミソだったりします。
自転車を想像してもらうと分かりやすいのですが、タイヤが大きいほど、土や砂利などの悪路の走破性は高いので、地面の場所を選ばずガンガン移動できます。
しかも、価格もお値打ちにすみますのでおススメです。
おすすめカート②:前輪が”自在”なタイプ
アルミ前輪自在ハウスカー
これは、すさまじく便利です。笑
タメゴローの使っているものは、タイヤの方向が固定式なのでコンテナを2段積んだりすると方向を変えるときに、”ちょっと前輪を浮かして”いざらせるように曲げないとなりません。
これ、曲がる回数が多くなると非常に面倒だし、ちょっとだけど力もいるんです。
そういった動作をしないで済む、”前輪自在”ハウスカーはとても使い勝手がよいということなのです。
世の中の”一般的な台車”が前輪だけ自在なのには、やはり訳があったということですね。
■まとめ・・・
いかがだったでしょうか。
薪ストーブ生活の一部である、
「薪をストーブ”直近”まで運ぶ」
このことに特化して考えた場合、運搬するためのカートは、一般的な荷運びカートとは違った目線で選ばないと、
「せっかく買ったのに、思ったほど便利じゃなかった」
という、とっても残念なことになってしまいやすいと思います。
身体の負担もおどろくほど減りますので、ぜひ失敗しない薪運びカートを選んでもらい、より幸せな薪ストーブ生活を送っていただきたいと思うタメゴローでした。
アルミカート ノーパンク
アルミ前輪自在ハウスカー
アルミカート