冬になると食欲が止まるところをしらなくなる、”食いしん坊侍”なタメゴローです!笑
冬になると、大活躍の薪ストーブですが、その楽しみのひとつに、
【薪ストーブクッキング】
がありますね。
一口に、薪ストーブクッキングといっても、簡単なものから難しいものまでいろいろあるとは思いますが、どれも自分の薪ストーブが焼き上げたり、煮込んでくれたりと、味以外の要素がおいしさに加わって、至福のひとときをつくってくれるものだと感じます。
今回はタメゴローの奥さんが作ってくれる、そんな【薪ストーブクッキング】のひとコマをご紹介してみたいと思います。
それも、”ハードルが高い”と思われがちな「煮込み料理」の、
【手羽元とタマネギの”ヨシダソース”煮込み】
です。おいしいですよ~。
■煮込み料理もカンタンに。それが薪ストーブクッキング・・・
「煮込み料理」と聞くと、
- なんだか難しそう・・・・
- 気合いれないとできない・・・
- 火加減とかできなさそう・・・
と感じる人も多いかと思います。
しかし、薪ストーブでつくる煮込み料理はまったくそんなことがありません。
はっきり言ってとてもかんたんです。
そんな料理の一つ、
【手羽元とタマネギの”ヨシダソース”煮込み】
のつくり方をご紹介したいと思います。
1.ストウブ(鋳物鍋)に・・・
- 手羽元8~10本
- たまねぎ 大1個(くしぎりにしたもの)
そして、
「ヨシダソース」
(正式名称は「ヨシダ グルメのたれ」で、コストコなどでも売っています)
をどぼどぼと、野菜が浸る手前程度まで入れて準備完了!
これだけです。笑
このまま2〜30分放置して、味を染み込ませます。
たったこれだけの仕込みで、あとは「鋳物の鍋」と「薪ストーブ」が勝手においしくしてくれるという算段です。(手抜きではないですよ。・・・多分。笑)
2.薪ストーブに入れて煮込みます・・・
「熾き火」の状態にしたストーブに、ゴトクを入れ、その上に鎮座させます。
「やきいも」や「五平餅」の時でもそうでしたが、ストーブ料理の基本はこの「熾き火」です。
ゴウゴウと薪が燃えている状態の炉内では、煙も多く発生しますし、火加減などとうてい不可能です。
煙も温度も安定した熾き火が料理に適しています。
ストーブ内の温度はこういった「非接触型の温度計」で計ることをオススメします。
シンワ 放射温度計 レーザーポイント付
(測定温度500℃までOK。薪ストーブには便利です)
クッキングストーブのものは別として、一般的なストーブについている、”ばね式の温度計”などではアバウトすぎますし、料理に使うような炉内の正確な温度はわかりません。
ちなみに炉内温度は料理を入れた時点で400℃程度で、そこからすこしづつ下がってゆきます。
3.15分経ったら・・・完成!
できあがりです!
え?それだけ?って感じですね。
ほんとうに、こんなにもカンタンなのです!
”コゲつき”が心配な方は、10分程度で一度中をチェックしてみましょう。
ある程度火が通っていれば、ストーブから出してしまってもかまいません。
薪ストーブ料理に使う、【鋳物の鍋】は「鍋本体が熱を蓄える」という性質を持つため、「保温効果が抜群」だったりしますので、放っておいても冷めにくいだけでなく、その性質を利用して、
「ある程度熱が鍋に通ったら、火を止めてしまい、余熱で料理をする」
という、日常的な「省エネ料理」に使われるほどです。
はじめてのストウブ-素材別シンプルおいしいレシピ
煮物などで味がしみこむタイミングは、”素材の温度が下がるとき”と言われるので、余熱料理は実に合理的ですね~。
さらに、ストウブ(フランス)の『ピコココット』などは、「フタの裏側に付いている無数の突起」が水蒸気を食材に戻し、栄養価やうまみを逃さずに調理できてしまいますので、栄養満点で凝縮したうまみを味わえます。
ちなみにタメゴロー家では、20センチのブラックを使っています。
(これ以上は入らなかった・・・・泣)
(余談1.)ストーブに入れる調理器具は・・・
薪ストーブ料理の基本は、火室(薪が燃えている炉内)に直接鍋やフライパンを入れるので、鋳物(いもの)製のものが必要となります。
これにもたくさん種類がありますが、有名なのが
- 南部鉄器
ル・クルーゼ
- ストウブ
などですね。
タメゴローの家では、【ストウブ】ちゃんが大活躍しています。
ストウブにした理由としては、ストーブがヴィンテージ50なので、火室の背の高さが低目だったことがあり、ゴトクを敷くとジャストサイズがストウブだったのですが、「IHでも使え」、「手入れが楽」という利便性も大きいものでした。
【ル・クルーゼ】も人気ですが、表面の処理がこのように「直接炉内に入れる」のには向いていないとのことだったので、「ストーブトップに置く調理方法」向けです。
また、【南部鉄器】だと、使用した後に「シーズニング」と呼ばれる油膜を張る作業をしないと錆びてきてしまうのですが、このストウブにはそれが必要でなく、面倒なことなく毎日使えるので良かったです。(タメゴロー奥さん談)
タメゴローの奥さんは、この【ストウブ】ひとつで、薪ストーブ料理はもちろん、日常の”IHヒーター”での煮物、揚げ物、カンタンな焼き物までこなしてしまっています。
■肝心のお味は・・・・
これについては、ヨシダソースの味が染みた手羽元はもちろんのこと、たまねぎがトロットロですんごくおいしいです。
ヨシダソースは単身アメリカに渡った、隻眼の空手師範吉田さんが作った、”アメリカンドリーム”の詰まった、だけど日本的味わいのソースです。
ヨシダ グルメのたれ
これだけで、「肉じゃが」から「豚のしょうが焼き」、「煮込み料理」から「テリヤキチキン」などにまで使えるので、タメゴロー宅には常備されている調味料だったりします。笑
アメリカでの販売されているものなので、完全に日本的な味ではなく、ちょっとアメリカ的にアレンジされており、洋食化の進んだ現代の味になれた人にも好まれているようです。
■まとめ・・・
どうでしたでしょうか。
「薪ストーブの煮込み料理って、実はとってもカンタン」
ということは、わかっていただけたかと思います。
煮込み料理は難しそう・・・、と避けていた人も、”実はカンタン”な煮込み料理にチャレンジしてもらいたいと思います。
せっかくの薪ストーブです。
暖房としての機能だけでなく、料理にもどんどん使ってもらい、心温まる料理を”カンタンに”つくっちゃて、より薪ストーブのある生活を十二分に満喫して、シアワセな生活をしてもらいたいな~、と思うタメゴローでした。
はじめてのストウブ-素材別シンプルおいしいレシピ
staub ココット ラウンド 20cm
こんにちわ。炉内の温度は何度位が適温でしょうか?
田中さん
はじめまして。
コメントいただきありがとうございます。
今回の料理の炉内温度は、温度計で400℃程度で入れました。
コゲつきが心配であれば、5~10分間隔で中身を確認できると大きな失敗はしませんので、ご参考まで。
ぜひ楽しんで料理してください。
ありがとうございます。是非、試してみたいと思います!
田中さん
”幸せおいしい”薪ストーブクッキング、ぜひがんばってください!
いつも楽しみに拝見させていただいております。
おいしそうですね~
自分も明日引っ越し&火入れなんで慣らし焚きが終わったら早くストーブ料理堪能したいですね!
キムさん
いつもコメントありがとうございます!
キムさんもストーブ生活が始まるわけですね?
おめでとうございます!
寒い冬に最高のパフォーマンスを発揮してくれる薪ストーブで、ぜひ幸せな生活を感じてほしいです。
ぜひ慣らしを終えたら、ストーブ料理にもチャレンジしてみてくださいね~。