バードハウス ~スズメさんとの同居はじめました~

タメゴローです!

突然ですが、タメゴローの家に新しい「同居人」が増えました。

はい。

とはいっても、

子供が生まれたわけでも、

親族が引っ越してきた訳でもありません。

その「同居人」とは、

wikipediaHP
(wikipediaHP)

「スズメさん(鳥類)」

です。笑

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今となっては「同居人」といっても、実は最初から”ウェルカムムード”で迎え入れたわけではありませんでした。笑

「スズメさん」は4月上旬にタメゴローの家にやってきました。

そしてどこからか集めてきたワラや枯れ草などで、巣をつくりはじめたのです。

「中庭の引き戸に」笑

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別に他の場所なら良かったのですが、引き戸の上レールのスキマに巣を作り始めたもので、タメゴローはあわてました。

もし巣が完成してしまってから戸を開くと、巣や卵がおっこちてしまい、非常にかわいそうです。

「巣立つまで戸をひらかない」という選択肢も考えたのですが、やはり中庭と外部をつなぐ大事な戸のため、一ヶ月間でも開けないと日常生活にずいぶんと制約を受けてしまうのため、苦渋の決断です。

下の写真はひらいたときに、つくりかけの巣の端っこがひっかかり、落ちてきた状態のものです。

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こうなってしまうと、卵を温めたり、子育てどころではなくなってしまうので、かわいそうですがタメゴローはスズメさんを追い払うことにしました。

ごめんなさい。。。

 

スズメさんの来訪は4月上旬から始まりました。

スズメさんが巣つくりかけ、それをタメゴローがどかし、音や声でおどかしてすこしの間(2~3日)来なくなる。

もう大丈夫かなと思って、仕事から帰ってみてみたらまたつくりかけているのです。

これの繰り返しで、めげずに大体3日おきぐらいには巣をつくりにきていました。

「どんだけ居心地いいんだよ!」

とつっこみつつも、タメゴローの家に安らぎを感じてくれているので、実はうれしくもありました。

そんなこともあり、非常に複雑な心境です。。。

大体1羽でワラをくわえて飛んでくるのですが、時にはつがいと思われる2羽で相談しているような調子で「ちゅんちゅん」と寄り添いあい、たたずんでいるのです。

そんな心に「ズキリ」とくる感覚を覚えながらの攻防戦、なんと5月下旬まで

「1.5ヶ月間も」

つづきました。

どんなに追い払われても、

せっかくつくりかけた巣をどけられても、

めげずにやってくる姿。

 

ついにはタメゴローが折れました。笑

 

しかし、

  • タメゴローは家の機能上、戸は開閉したい。
  • スズメさんは、その戸のスキマがお気に入り。

 

そこで、なんとか共生できないか、と仕事で移動中の車の中でこれだ!と、思いついたのが、

 

「バードハウス」

 

です。

戸のスキマでなく、開閉に問題なく、安全な場所に「バードハウス」を設置することで、場所的・環境的にタメゴローの家を気に入ってくれているスズメさんたちも満足してくれるのではないか、と考えました。

 

実はこの「バードハウス」・・・、

日本では野鳥の会さんや、愛鳥家の方しかなじみが少ないとおもわれている感覚の「バードハウス」ですが(それでも5万人は愛好家がいる)、アメリカでは非常に慣れ親しまれており、

アメリカ人口の約30%

が、いろいろな形で「家に設置している・したことがある」そうです。

そして、バードハウスにくる鳥たちを

「翼のある友人」

と呼び、親しんでいるのです。

タメゴローが知らないだけで、実は日本でもみんなやってたりするのかな・・・?

 

さらに、人が癒しを感じる動物とのふれあい「アニマルセラピー」の一環で、「バードセラピー」と呼ばれ、精神治療行為にも役立てられています。

実際に血圧コレステロールなどの数値にも良い影響が見られるとのことで、ストレス解消にもつながるとのことです。

 

また、スズメの鳴き声は「日本人の好きな音」ランキング

「TOP5にランクイン」

するという、昔からなじみがある「安心と癒し」の声なのです。

 

これだけではありませんが、こちらが一方的に巣箱を提供するだけでなく、「友人を招く」または「同居する」ことで、お互いに享受し合えることも多くあると感じました。

 

思いついてから、「もっと早く気づけばよかった」と恥ずかしくなりましたが、善は急げ!

でもまてよ?

タメゴローは人間の家は何十と設計していても、鳥の家は設計したことがありません。

必要な情報はタメゴローの必殺ネット検索!と、巣箱づくりの本、巣箱づくりから自然保護へで調べましたが、 その上いい条件にしてあげいたい!

種族は違えど、動物としては同じ家!(人間も動物です)

タメゴローは、人を含め「動物にとって家とは」、

  • 子供を育て、
  • 巣立たせていくために、
  • 安心して出産と子育てができる

ことがなにより大事な要素だと考えます。

これを「スズメさん用」に考えればいいだけです。

仕事から帰って夜中にもかかわらず、設計を済ませたところ、作成はそれほど時間がかからなさそうだったので、早く作ってあげたい!という気持ちで一気に作り上げてしまいました。

ありあわせの材料で作ったので、見栄えはあまりよくありませんが、明日からスズメさんを追い払わなくてすむと思うと、すこし気が楽になりましたし、作っている途中からは、スズメさんが気に入ってくれるかな?とか、こうした方がいいかも?とか、楽しくなってきましたが。笑

(ちなみにタメゴローはモノづくりが大好きです)

 

下の写真は、その”楽しくなってきた”バードハウス製作風景です。

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デザインはシンプルにソリッドな「家型」で、鳩時計をデザインモチーフにしました。

材料は余っていた「針葉樹合板 9mm」です。

これは合板の中でも比較的水に強いのでこれでいきます。

これを切り分けて正面用壁材に40mmの穴(スズメさんの出入口)をつくります。

スズメは30~40mmが適正サイズで、それより小さいのが野鳥用となるようです。(ネットで調べました。。。)

ドリルでここ穴をあけ、のこぎりで切り取り、彫刻刀とヤスリで整えますが、ここが一番苦労しました。笑

羽を痛めないように、ササクレをなくし、縁を念入りに面取りします。

底板のサイズは15cm×15cm以上を基本とし、内部の底から巣穴までの高さを12cm以上確保することが、スズメさんの安心につながるようです。

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木工用ボンドで釘を打つ前の仮組み。

このボンドでスキマをふさいで”防水効果”も狙います。

ボンドは”たっぷり”はみ出すぐらい必要です。

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釘打ち前に下穴をあけます。これをすると木が割れません。

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そして釘打ち。(かなずちには裏表があるのを知っていますか?)

釘は25mmを使いました。

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釘打ち完了~。

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屋根も作りますが、これは巣立ってから清掃を考え、釘で固定せず、外せるようにしておきました。

屋根同士の固定にもボンドはたっぷり使います。

木材の小口(断面部分)にも塗っておくと防水性が高まります。

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「止まり木」に、ストーブの焚きつけ用の小枝を使いました。
スズメさんも本物の枝の方が止まりやすいと思いますので。

仕上げに塗装をした方が長持ちするのでしょうが、塗装はいずれも臭いがきついので、スズメさんも嫌がるのでは?と思い、できるだけ自然に近い状態で安心してもらいたく、今回は塗装無しです。

様子を見て、傷みやすいようでしたら屋根だけ何かするかもしれませんが。笑

それで完成したのがこちらです。

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夜なので暗くてすみません。

(そして設計ならプロですが、木工細工はシロートなので、ちょっとキレイにできていないのは目をつぶってください。泣)

本体が落っこちないように細いビスで固定して完成です。

場所はもちろん

「お気に入りの戸の上部」

に固定しました。笑

入居予定者(スズメさん)が気に入ってくれるといいのですが。。。

 

・・・翌朝、気になって早めに目がさめました。笑

起きると

「ちゅんちゅん」

とさえずっているではないですか。

早速そっと中庭をのそくと、

来てる!

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1羽ですが、めげずにやってきていました。

 

なかなか「戸のスキマ」が諦めきれない様子で、しきりにスキマふさぎの木材をうらめしそうに見ていました。(・・・すまない。。。)

すぐにはバードハウスには入ってくれませんでしたが、止まり木に止まったり、まわりをうろちょろした後に、ひょいっと穴から入ってくれました。

やった!

その後もタメゴローがみているだけでも10回ほど出入りしていたので、おおむね良好のようです。

中から顔を出して外をうかがっている様子を見て、今まで追い払ったりしていた罪悪感もあったのでしょう、やっと胸をなでおろすことができました。。。

 

・・・と、こういうわけで、スズメさんはタメゴローの家で「同居」を始めることとなりました。

今後も、無事巣立つまで”同居人”であれるといいな、と思います。

巣箱づくりから自然保護へ

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