タメゴローです!
(画像はあまり意味がありません。笑)
今回は、薪割りをしていると必ずエンカウント(遭遇)する、
”クセモノ玉”
のやっつけ方(割り方)です。
”クセモノ玉”とは、こういった”素直な”形状でない、木の又や地面付近の部分の玉切りです。
この写真の玉などはまさに、立木だったときに枝が分かれている部分で、素直な玉を切り分けた後にどうしても発生してしまうものです。
薪割りする人にとっては、あまり”うれしくない”玉ですね。
なぜうれしくないか、クセモノと呼ばれるかというと、素直な玉であれば繊維もまっすぐに入っているため、斧を上から振り下ろせば繊維も素直に裂けていくため、ある程度どこに斧を入れても割れてくれます。(大径木は戦略が必要ですが)
しかしこういったクセモノは、ただ斧を振るうだけでは、みごとにはじかれてしまい、割り方を知らないと、10回斧を振るっても割れないのです。
こういった形状のものは経験と戦略で攻めるべきだと、タメゴローは考えています。
さらに言えば、こういったクセモノを戦略通り攻略(割った)できたときには、素直な玉を割ったときよりも大きな達成感を得られます。
ほぼ、自己満足です。笑
しかしながら、嫌煙されがちなクセモノも他の玉と同じように割れるとなると、苦手意識がなくなります。
そのため、嫌がって残ってしまうこともなく、いつでも気持ちよく効率的に薪割りができるわけですね。
ではタメゴロー的”クセモノのやっつけ方”いってみます。
1.まずは木を眺めます。笑
これが一番大事な部分で、オリエンテーションをして弱点を透視するわけですね。
具体的にはどうやって繊維が流れているか想定(妄想)します。
今回は二股の片方を少し削ぐように斧をいれてみるとよさそうだと妄想しました。
2.まず1刀目!
削ぐように斧を入れて繊維のくっつきあっている面積を少しでも減らします。
右半分のさらに半分程度が割れました。
3.ついで2刀目!
逆側の枝部もすこし削ぎ割りをします。
両サイドがそがれた状態になりました。
ひっくり換えして次に備えます。
4.次いで枝と枝の中心をつないだ線をねらい刃を落とし込みます。
はい!きれいに割れました!笑
ここまで4振り!(割れてよかった。。。汗)
又は割れた断面を見ると繊維がまっすぐに通っておらず、まさに枝わかれ(!)しているのがよく分かりますね。
この繊維の流れに対して別の角度から刃をいれても、途中から曲がった繊維に止められて、割れなかったと思います。
さらに小割りすることもできますが、タメゴローはこのサイズで一年ほど乾かしたいと思いますので、ここまでにしておきます。
また、ある程度の大きさに割れた時点で「まあ、ここまでわれたら上出来!」というポイントを見極めることも、”効率的に”割るためには大事なことだと思います。
たとえば1本のクセモノを10回斧を振るって割れたとしても、その薪をあきらめて、同じ10回で10個の薪を作り出せるほうが10倍の仕事ができていることになります。
とても効率的ですよね?
薪割りは「効率的に、楽して、楽しく」楽しみましょう!