省スペースで合理的な洗濯物干し ~倒れず、風で早く乾くロータリー式 ~

タメゴローです。
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今日はタメゴローのお仕事である「建築設計」しててよく思うことを。

 

「住宅」の設計をしている際に、

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「すごく大事なのに、あまりお客様から話題が出ない」

 

という不思議なスペースがあります。


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それは使わないと、外出することも、室内で生活するにも、支障をきたす原因となるような場所です。

人によっては毎日使ってますし、使わない場合でも1週間に一度は使っているはずです。

もしかすると裕福な方や、地域的に難しい方は「外」で使っているかもしれません。

もちろん、このブログをみてくれている皆さんも使っていると思います。

 

 

それは、なにかといいますと、、、、

 

「物干し場」です!

 

なんやねーん!ってなった方はすみません。笑

 

けどこれは、日々の生活にはかかせませんよね?

衛生的に毎日を過ごすためには、下着から洋服、シーツなどの寝具まで、洗濯⇒乾かす⇒たたむ⇒収納という一連の作業が必要となってきます。

その中でも「乾かす」場である「物干し場」は見落とされがちですが、洗濯をして、乾かすために「乾燥機しか使わない」「すべてコインランドリー」って人は別でしょうが、その他の人はほぼ全員使っているでしょう。

また、洗濯機で洗って、すすいで、脱水したといっても重い「洗濯物を干す」という作業は、主婦の方に聞けば、ほぼ100%

「大変」

って答えが聞けます。笑

 

そんな大事で、毎日使って、大変な家事の場である「物干し場」なのに、あんまりお客様側から「こうしてほしい」「もっと合理的に」とか積極的な意見は出にくい「不思議な場所」なのです。

さらに、場所的な優先順位が低く、最終的に「余った場所」に設定される傾向が多いため、スペース的にも余裕がないことが多いです。

タメゴローは、いろんな方の住宅に対する要望のヒアリング(聞き取り)をさせていただいて、毎日の労力を減らすことに関して言えばこの「物干し場」がどうあるべきかはすごく大事だと考えます。

そんな「物干し場」を、「合理的に」かつ「省スペースさ」を満たすために、タメゴローが設計の際にお客様にこういったものを有効ですよ、とおすすめしているいろいろな洗濯物干しを具体的にあげてみたいと思います。

 

今回はまず、

「外」物干しで「戸建て住宅」

の場合です。

 

洗濯物は、「花粉症」などの持病がないならば、基本的には外で太陽をいっぱいにあびて乾かしたいですね。

清潔度から言っても紫外線殺菌は有効ですので。

昔からの人類の知恵ですね。

なにより、乾いてとりこんだときの「太陽のにおい」がする衣類やシーツは気持ちいいですからね。

 

しかし、外に干すと、

  • 太陽の向きで影が出来て一番前面のものしかなかなか乾かない
  • 風で洗濯が飛んでしまうことがある
  • 強風だと物干しごと倒れたりして、せっかく洗ったのに台無し!

 

といった風や太陽が自然であるがゆえの悩みから、

  • せっかくの庭なのに洗濯干し場としてしか使えない
  • 道路から丸見えなので普通の物干しではちょっといや

という、せまい日本の庭事情などのスペース的な問題、

 

また現代社会では、

  • 花粉症
  • PM2.5
  • 突然の雨(ゲリラ雨など)
  • 蜂などの害虫付着

に対し、、ちょっとでもリスクを減らすためには「早く」乾いてほしい。

 

という、物干しスペースの合理化と、きまぐれな自然エネルギーである太陽と風を味方につけないと、とても効率的には終えられない家事だと思います。

実は水や食べ物は別として、「明るさ」としての太陽に次いで、日常生活の中で「自然の恩恵」を一番受けている部分かもしれませんね。

そんな自然の恩恵をより合理的に洗濯に取り入れようとした洗濯もの干しがこれです。

 

↓ ヒルズホイスト ロータリー6

傘をひっくり返したようなデザイン、干した洗濯物が”クルクル”まわる物干しです。

日本ではあまり見ない物干しですが、ニュージーランドとオーストラリアでは一般的な物干しで、日常風景の一部となっているようです。

タメゴローの友人(女の子)がニュージーランドに留学したときにも

「どこでもクルクルしているのを見た」

といっており、

「日本でも買えるんだ?」

と驚いていたのを覚えています。

 

実はタメゴローの家でも、奥さんがこれを気に入り、設計に盛り込んでいました。

そんな物干しの特徴としては、

  • 風に対して踏ん張らずに受け流すため「倒れない」
  • 風を受けてクルクルまわることで「風と太陽が満遍なく当たる」
  • 太陽や風を有効に使うこととなり、洗濯物が「早く乾く」
  • 面積あたりの「干せる洗濯物量が多い」
  • いつでも抜き差し自由(!)
  • 一風かわったデザイン
  • 足は「一本だけ」なので床面積をとらない

という合理的さ。

さらにこれ、洗濯ものをかけられる”ロープの長さ”「32m」もあり、3mの「一般的な物干し竿」に換算すると、なんと!

10本分!

もあるのです。

圧倒的な「省スペースさ」です!

 

また、本体を立てるためのソケットは足元用のパーツとして、こんなものがあります。

もちろんソケットから本体の抜き差しも自由ですので、いざというときは抜いてしまえます。

自分で設置するマニュアルがついているので、向こうの人たちは基本的に自分で設置するようです。

また 使っていてロープ部分が切れたらどうしよう?

って時にも、メンテナンス部品として専用ワイヤーが出ています。

しかし、これは身近なものでも代用できそうな気がしますが。

(やったことはないですが。。。)

こういった、売っておしまい。でないメンテパーツがあるのは長く使っていくためにはすごく重要だと思います。

また、本体もなんと「10年保証」がついている安心の耐久性です。

 

また最近は”対抗馬”でほぼ同性能の、小さいサイズがあるものがでてきました。


ロータリードライヤー エコノミック

こちらはオランダ製!

なんとオランダでも洗濯物は回すのが大人気とのことです。笑

「ブラバンシア」というオランダの家庭用品メーカーのものです。

こちらの方が、カラーも白×黒でスキッとしていていますので、道路側の庭に設置する場合はこちらをすすめていたりします。笑

 

こういった、風に吹かれて回すことで、倒れない逆に風で早く・均一に乾く、といった自然の力を”最大限に利用”する洗濯干し場は、日本に無かった発想ですね。

戸建て住宅で、

  • 強風でも倒れない
  • 早く乾く
  • 均一に乾く

といった「外」干し場をお探しの方はすごくオススメです。
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「省スペースで合理的な洗濯物干し ~倒れず、風で早く乾くロータリー式 ~」への5件のフィードバック

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